今朝は雨が降り、一日少し降ったりやんだりしました。今朝は集荷でしたが、ここのところやや疲れがたまって力が入らず、申し訳なかったですが、3群の母さんたちの前搾りはやらずに搾り終えました。体調の悪い母さんや、悪い乳房炎だけは見逃さないようにしないと。。。と思い、最後のディッピングをつける感覚は気をつけていましたが、特に見つかりませんでした。でも、濾過紙はやはり汚れていました。今朝は、搾乳後、子牛の牛舎で子牛たちをしばらく眺めて、乾乳牛舎の屋内ハッチから無事仲間たちと合流したトリノちゃんの首筋をなでたり、今年一番最初に産まれたファーストちゃんに作業着をなめられたり(もちろん、搾乳のときの作業着は取り替えて)しました。昨年末に産まれた、セイムちゃんが、だんだん黒白の模様の黒が、こげ茶色になってきて、「ああ、隔世遺伝みたいだ。。。」と、セイムちゃんのおばあちゃんに当たるサワチの母さんが懐かしく思い出されました。サワチはそれほど目立ちませんでしたが、サワチの母さんは、黒白でも黒の部分が多い模様で、しかもセイムちゃんのようなこげ茶色で、とても優しい母さんでした。でも、サワチの母さんは、私が群の移動をして、その直後に急死した母さんで、本当に悲しい思いをしましたが、かわいいセイムちゃんのだんだんこげ茶色になっている成長を見ると、悲しい思い出よりも、サワチの母さんの優しさが思い出され、嬉しくなりますし、遺伝の面白さや神秘的な出会いに、わくわくしてきます。こういう旅立った母さんやおばあちゃんを思い出させてくれる子牛たちの姿に、戦場のようにもなる搾乳作業を終えて行くと、ますます気持ちが穏やかになる気がします。夕方は、前搾りを再開しましたが、いきなり2名の母さんたちが乳房炎でした。2名の母さん共にとても元気そうに見え、熱は平熱と、39.3度だったので、特に心配な乳房炎ではないようで、よかったです。