前回、最近時間的に余裕ができ、よく本を読んでいると言いましたが、その中にはもちろん翻訳書もあります。
今読んでいるのがこれで、実に読みやすく、映像が頭に浮かんできます。
これも先日読了したのですが、なかなか良かったです。それで、ヴェルヌの他の作品も読んでみようと思い、Amazonにて『永遠のアダム』(文遊社)を購入。これがイマイチな感じなのです。とにかく読みにくい。一例を挙げると、「…博士は、*機械的な手つきで*額の汗をぬぐいながら…」「…そこで*わたし*は、ただちに*わがはい*の気球の準備に取り掛かった」「…*おびただしい散歩者の群れ*は、皆軽いコートを羽織り、…」などなど。
好みの問題や文学作品なのでそうした表現もあるのかとは思いつつも、どうも読みにくく、頭に入ってこないのです。
書籍翻訳と言っても私の場合ノンフィクション(しかも専門的・学術的な?)しか訳したことがないので、見る人が見ればそうではないのかもしれませんが、私はそう感じました。
でも、自分自身を顧みて完ぺきな訳ができているかと言うと、とてもそんな偉そうなことは言えそうにありません。それどころか、どれだけ推敲を重ねても100%満足するところまではなかなかいかないのが現状です。
もちろん、「より良い訳を読者の皆さんに届けたい」気持ちはあるのですが、納期や諸々の制約もあり、なかなか思うようにはいかないというか……
いずれにしろ、これからもいろんな本を読んで、常に「より良い表現」を求め続けていかないといけないと考えさせられる今日この頃です。

