最近、酷暑続きなのと、もともとどちらかと言えばインドア派のため読書をよくしています。ここ1カ月ほどの間に10冊程度は読んだでしょうか?
そんな中、自分の仕事と関係のある良書を見つけました。
右端の『大学教授こそこそ日記』は、以前ご紹介した『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』(フォレスト出版)以来おもしろいのでつい何冊か(シリーズもの)購入した中の1冊。昔、一時期大学教員を目指していた時期があり、それもあって手に取ったのですが、これを読んでならなくて良かったと思いました。一般に、大学教員が置かれている現状がいかに大変かがよく分かる内容で、また自分には向いていないと思わせてくれたからです。
他の2冊はそれぞれ翻訳家が普段いかにして仕事をしているかがよく分かる良い内容で、今の私にとても役立ちました。
特に、『あなたも翻訳家になれる!』は、いかにもこれから翻訳家を目指そうとしている人のための本のように思えるかもしれませんが(もちろん、そうしたものにも触れられています)、著者が翻訳する姿勢なり、具体的に訳文が出来上がるまでのプロセスを、例示しながら詳しく書いておられるのがためになりました。
1回限りの依頼に終わるか、続けて依頼してもらえるようになるかは、「翻訳の質、金銭的な面にあまり固執し過ぎない、納期をしっかり守れる、編集者とのコミュニケーション」などが大切とのこと。
要はバランスだということですが、確かにそう思います。私自身もそうした事には十分気をつけているつもりではありますが、改めてそう感じた次第です。
さらに、実践的なアドバイスとして、
①訳者の目と読者の目の両方を養う
②省く主語、生かす主語
③漢字・ひらがな・カタカナ、それぞれの効果
④(小説の場合)主人公の性格も訳語一つで決まる
⑤会話体を取り入れてバリエーションをつける
⑥読者を意識したカタカナの使用
⑦臨場感を生む擬音語の使い方
など、どれも非常に示唆に富む内容でした。興味のある方はぜひ本書を手に取ってください。
ちなみに、この3冊はすべてAmazonで購入したのですが、すべて「古本」です。古本と言っても見た目は新書同様でしたので気持ちよく読めました。お値段の方も新品の5分の1程度。良い買い物ができたと喜んでいます。ただ、いつもは新品を購入することが多いので、すぐ来るかと思っていたのですが、流通経路や扱う業者が違うのか到着までに1週間ほどかかりました。
また、機会があれば購入してみたいと思います。
では、また。
