2年ぶりに実家に帰ってきた

いつもの時間 琥珀色の液体で煙をはく

少し奮発した煙は丸く

静かすぎる夜に心地よい

もうすぐ34になるという現実と

変わらない 変えたくない自分

いつかの自分から遠くに来ても付き纏う記憶

この景色を見るたび 西の彼方を見て考える

私の人生なんてこんなものだ


君ならなんて言うだろうか
彼女ならなんて言うだろうか


ただただ小さくなる故郷を見て

少し悲しくなった


もうすぐ終わる年 始まる年

僕は僕のままでどこまで行けるだろう

この感覚をいつまで持ち合わせていれるだろうか