南の夜空を眺める


煙は高くに昇り


酔いもしないウイスキーを煽る


深淵は日に日に大きくなる


触れて気付いた混沌は

心を千切る


寝れない夜を乗り越えることの辛さを

思い出す


僕がもっと強ければ

神様の野郎がこんなことにしなければ


数多のたらればを並べて

変えられない現実に争おうとする


村上春樹の小説か何か

虚しいままの夜空を眺める


明日からは西なだけさ