お前はコーヒーとフルーツサラダ
俺はブラックにチーズバーガー
朝の光が お前の肌に溶けて
少し気になったBreakfast

お前は今 鮮やかに笑ってる
でも それがどんな風に次の瞬間
変わってゆくかもしれなくってさ
そいつが俺には恐いんだ

愛は いつもこの俺を臆病にしてきた
不安で不安で自分に いつも
戻れずじまいで 確かめるほどに
悪くなってきた

愛し合いたい俺がいる
独りに酔いたい俺がいる
夢がかなえば壊したい 
気まぐれな 俺の愛のかたち
しあわせな朝のすき間から
のぞいても 何も見えなくて
時に心が痛く うち震えてくるのは
なぜだい?




こうして口唇重ねる時も
指先からめる時も 何かが違う
お前の鼓動は確かに昔ほど
多くを語らなくなった

男と女 それを包み込むものは何?
互いの優しさ?それとも思いやり?
そんな簡単なことじゃないと思う
愛は それほど素直じゃない

だからお前が包み込め もっと俺を
包み込め息ができなくなるほど 
俺を抱きしめられるかい言葉は
いくらでも あとで吐いてやる

愛し合いたい俺がいる
独りに酔いたい俺がいる
夢がかなえば壊したい
気まぐれな 俺の愛のかたち
しあわせな朝のすき間から
のぞいても何も見えなくて
時に心が痛く うち震えてくるのは
なぜだい?


錦江湾に陽が沈み
海が赤く血の色に燃え始める
照りかえす雲は 紫に染まり
鋭んがったまんまで
モクモクと息をしている

俺は桟橋から
桜島フェリーに乗り
山よ 岩肌よ ゴツゴツのおまえ
貴様の前に立つ

燃えて上がるはオハラハー桜島
丸に十の字の帆を立て 
薩摩の風が吹く

立ち昇る煙が 天空を突き刺し
情熱の血液が 俺のからだを走り
かけめぐる




錦江湾に陽が昇り
命の雫が金色に燃え始める
水平線から無言の息吹よ
薩州薩摩の荒くれ 俺らぼっけ者

俺は桟橋から
桜島フェリーに乗り
山よ 岩肌よ ゴツゴツのおまえ
貴様にいだかれ 俺は眠る

燃えて上がるはオハラハー桜島
丸に十の字の帆を立て
薩摩の風が吹く

歴史の雨に 風に 嵐に 雷雨に打たれ
なおも いどみかかる島よ 岩肌よ
情熱のつらを出す
嫌になっちまった腹が立っちまった
わけもなく 家を出たんだ
公衆電話から“勇次”に声をかけ
待ち合わせた 16の夜

ガソリンスタンドの自動販売機で
缶ビールを開け 二人空をながめた
工場あとの 空き地へ続く道で
タバコもみ消し全てにつばを吐いた

“勇次”あの時の空を
忘れちゃいないかい
“勇次”あの時のエネルギッシュな
お前が欲しい 
帰りたい 帰れない 
青春と呼ばれた日々に
戻りたい 戻れない 狭間で叫ぶ
俺がここに居る



裏通りのシアター 疲れ果てた
ダンサー 奴がもたれたレンガの壁に
しみついた汗の臭いは10年前の
“勇次”お前を思い出させてくれた

俺たちのプレイグランドに引いた
あの時のライン 6秒フラットで走る
つもりでいたんだ撃鉄がおとされ
俺たちは駆けぬけた 人生という
見えないゴールへ向かって

“勇次”あの時の空を
忘れちゃいないかい
“勇次”あの時のエネルギッシュな
お前が欲しい
帰りたい 帰れない
青春と呼ばれた日々に
戻りたい 戻れない 狭間で叫ぶ
俺がここに居る