1932年生まれというのが、なんとも信用できる。
私は、昭和一桁世代を、ほぼ無条件に尊敬する。
「新日本紀行」の、なんとも懐かしい「祭の笛」という
オープニング曲を作曲した作家。
印象的なホルンとティンパニーの堂々としたイントロダクション。
合いの手に入る拍子木の懐かしさ。
ストリングスとオーボエなどの木管、
短い管楽器が軽やかに謳い
独特のリズムの中に、ドラマが始まる。
1963年から1982年まで放映された名作だ。
東京フィルの演奏とオープニングタイトル映像を見ていると
日本の勢いを感じる。
NHK、もう一度原点に還って、一生懸命に始めてくれ。
ぼくは、今でも涙がこぼれそうになる。
冨田さん、ぜひ貴方からも言って上げて下さい。
もう一度、国をあげて自信を取り戻しましょう。