万葉の時代から神秘の山と崇められてきた二上山。

実はこの山、今からおよそ2,000万年前頃に大噴火した火山なのだ。

よって、二上山には様々な火成岩が見られる。

サヌカイトと屯鶴峯(どんづるぼう)に見られる凝灰岩(ぎょうかいがん)、

ざくろ石(金剛砂:こんごうしゃ)は、全国的にも興味深い存在らしい。

サヌカイトは、産出されるのが全国でも讃岐(香川県)と

この二上山を中心に瀬戸内地方だけというめずらしい石。

サヌカイト、凝灰岩、金剛砂、とこの3つの石によって、

二上山は旧石器時代から今まで、人々の暮らしと深い関わりを

もってきたのである。



その二上山のふもとに、鹿児島出身のその人は居た。

パートのおばちゃんがひたすらキャベツ(白菜だったかな?)を

刻むのを横目に、自宅兼事務所の2階へ。

とても急な階段だったような記憶、もう随分昔の話だ。

元フランス料理のシェフだという社長は、

そのラーメン屋を ロードサイドの大型店というフォーマットで展開したいと

話していた。 博多の屋台こそラーメン屋のあるべき姿だと思い込んでいた

当時の俺には、信じられないケタ外れの着想だった。




久し振りに、ロードサイドのオオバコに家族で出掛けた。

野菜の甘みが利いたスープが売りのラーメン、洋風レストランのような

スタッフのコスチューム、店構えはファミレスのようでさえある。

ラーメン店という業種ではない全く新しいカテゴリーの外食産業として

考えたほうが理解し易いその店は、よく流行っていた。

俺は、スープを味わいながら、とても厳しい印象の専務を思い出していた。

二上山のふもとで想起された「理想」が、各地にopenしている。