今日は、大事な競争があるんだよ、と出掛けに娘に告げてきた。

僕らの世界では、「コンペ」と呼ばれる競技があるのだ。


何度となく競争してきた。

よく敗けたが、圧勝することも。


勝負師としては、

王道を往く力強い企画と、それを美味しそうにみせる演出と、

いざとなったら身内(同じ社内の人間)も含めて

場ごとペテンに掛けてやる(物語に引き込む)くらいの、

度胸と図々しさを、いつも意識している。

もちろん、そもそもの芯も無いのに夢だけ語ったのでは勝負はできない。

さらに、最後の手段のそれだって、

場の気を掴んで意のままに揺さぶるような大胆さがなけりゃ、

そんな力は生まれてこない。

要は、その時にそんな力を借りてこれるか否か、なのだ。

俺のもんじゃない、あくまで借りてこられるか、だ。


ご飯を食べていくのは、楽じゃない。

まず、王道を往く地力が要る。

さらに、場の気を味方につける勝負ができないといけない。

ある意味、イエスは凄いと思う。

どんなアイディアも理念も、伝わらなくては意味を為さない。

伝わらない理念は、例えばユートピアを想起したのが、

たまたま猫であった、くらいに意味をなさない。

タマは猫でしか、ないのだから、いくら上等な理念があろうとも、

僕ら人間には伝わらない...


今度の試合のために、

スタッフ全員が、約60日間頑張った。

それぞれに時間を割き、休日も返上し出来る限りの準備を整えた。

舞台のお膳立ては、なんとか前日の日付が変わる頃に出来上がった。

毎回そうだが、持ち時間のギリギリまで、やはり足掻いてしまうものなのだ。


あとは、俺に託される。

もちろん、自分で描いたシナリオ、立派に演じてみせるばってん、

もし、ウケんかったら、すまん。

どんなに偉い人が来ようが、どんなに大勢が注目しようが、関係なか!

演じるとは俺で、みんなは観客たい。この主客は変わらない。

ファーストアクションは俺のもの、彼らにはリ・アクションしか、ない。


博多ンモンなぁ横道者、青竹割ってヘコいかく