「初夏の和賀江島クリーンアップ・イベント」が無事終了しました。
参加者は約200人ということで、コロナ前数年間の人数を上回りました。
日本中で多くのイベントが再開される中、鎌倉市でも「大船祭り」や
「鎌人いち場」なども同日に開催され、それらと日程が重なってしまった
ことも加味すると、「大成功」といってよいのではないでしょうか。
材自連の皆さんや材自連サポーターの皆さん、参加者の方々、
かながわ美化財団(トングをお借りし、ごみも回収頂ました)に
感謝申し上げます。ありがとうございました!
コロナ禍での3回の中止を経て、本イベントの担当を
前総務部長の西澤さんから引き継いだ時から、
私にとっての最大のテーマは、複数のキーマンの頭の中に散在する
「暗黙知」をまとめて「集合知」とすることでした。
これにより、作業の透明性を確保して多くの人が協力しやすい
環境をつくり、担当者が代わってもスムーズに立ち上がるために
不可欠な情報を整えることができます。
今回は、「集合知」にすることのできた情報を使って、
「初夏の和賀江島クリーンアップ・イベント」の舞台裏を
ご紹介します!
まず、当日の会場のレイアウトです。
和賀江島って、地図上は海の中なのですが、「クリーン・アップの時は
なんで砂浜でつながっているのかな」と疑問に思ったことはありませんか?
その秘密は、「潮汐上の干満差が大きい日の干潮時を狙うから」で、
上図の「干潮時の砂浜のイメージ」というのが、イベント時の状況です。
潮汐表では、以下の「干潮」の時間帯に合わせ開催します。
前日にあたる5月20日(土)、材木座公会堂は、にわかに
騒がしくなります。数日前から、看板や、ロープ、救急箱、
文房具、「うみのごみビンゴ」のビンゴボード、
景品のお菓子・ジュース、クーラーボックス(+中身)など
翌朝に現地へ運び込む資材が続々と集まってくるからです。
特に圧巻だったのは、紅が谷の行谷さんが、
●●スーパーで大量のお菓子とジュース買い込んで
ドーンと車を乗り付けたことでしょうか (笑)。
午後3時ごろ、岩手県北上市から毎年来られている
「北上市和賀江島清掃団」のご一行が光明寺に到着し、
一晩駐車場をお借りして、翌朝のイベントに向けて
英気を養います。東京近郊の北上ふるさと会や、
岩手県人会の皆さんと再会を祝して飲み会するとか、
しないとか…(笑)。
午後5時からは、翌朝設置するイベントの事務局用のテントや
ゴミ集積所、パネルの展示所とその周辺のエリアを確保するために
白いロープと杭で「縄張り」をして、「明日からのイベントで
使うのでご協力ください」というサインを掲げる作業があります。
ところが、ここでアクシデントが!
詳しくは、前のコラムをご覧ください(笑)。
21日(日)朝は7:30に集合して、昨夕できなかった「縄張り」開始です。
以下、コマ送り的に写真でどうぞ!
▲杭打ち作業(潮が引いて、作業が可能に)
▲ロープも張りました。
▲テントが飛ばされないように、しっかりペグで固定。
▲備品を運び込み、受付テントができます。
▲かながわ美化財団からお借りしたパネルも立派な展示に。
▲パネルを組み立てる、工具使いの名手、小野里さんと。。。
▲資材委の運搬には、小野副会長と江水理事(諏訪町会長)の
軽トラ2台が大活躍。
9:30になると、かながわ美化財団からお借りした展示パネルやトング、
ご提供いただいた軍手やごみ袋などを、金子工務店さんが搬入。
金子工務店さんは、19日(金)に美化財団へ資材をピックアップに行って頂き、
土曜日は保管して、この日の朝にもって切れくれました。さらに22日(月)には
再び美化財団にお借りしたトングやパネルを返却いただくなど、多大なご協力を
していただきました。
開会式では、材自連会長の渡辺さんのご挨拶、材木座天王唄保存会のパフォーマンス
北上市和賀江島清掃団、北上ふるさと会、岩手県人会の皆さんをご紹介したり、
地震の際の避難先(光明寺)やトイレの場所、ビンゴの景品お渡し場所などの
説明をしました。
▲天王唄のみなさんのパフォーマンスは、ここならでは!
▲ビンゴも好評。受付も大忙し!
材自連サポーターは、受付や「パトロール」でも活躍。
▲ごみもかなり集まりました。美化財団指定の貼り紙(回収時の目印)をして、
燃えるゴミと燃えないごみを、潮にさらわれないように置きました。
▲漁網ごみは、男性4人がかりで、足場の悪い岩場を運びました!
▲ こんなに色んなポスターを作成しました!(「雨天中止」は不要で何より)。
かくして再開したイベントですが、これは「材自連サポーター」にも参加いただいた
最初のプロジェクトとなりました。これからも、サポーターの数も、関係する
イベントも、少しずつ増やしていければと思います。
というわけで、皆さまお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました!
↓6月1日に出た「鎌倉朝日」の記事
東水会 自治会長
菅野 哲央