#処分しづらい本……?
謎の自慢をさせて頂きますが
「処分できない、大切な本」だらけです✨
『白川静の絵本 サイのものがたり』
著書・白川静/編画・金子都美絵/平凡社
この本も、大切な本の1つです。
金子都美絵さんのイラストが素敵過ぎることは、私のブログで何度も、何度も、何度も、しつこすぎるぐらい書いていますので、正直「…また、その話かよ…」状態かもしれませんが、古代ロマン増し増しなイラストがやっぱり素敵な本なのです❤️
『サイのものがたり』では、漢字の「口=サイ」を深掘りしています。
「口=サイ」は、人の口ではなく、神様への祝詞を入れる器。
祝詞を入れた器に、刃物を置いて「言葉」や「約束」を守ったり、自らの命をかけて「誓い」をたてたり、神様の言葉を「聞く道具」にしたり……言霊信仰みたいな意味。
「口=サイ」にはいろいろな用途があり、またそれらの漢字は現代日本でも頻繁に使われている……不思議……
『サイのものがたり』最後のページは、漢字の「命」。
「令」と「口」を組み合わせた形です。
「令」は、儀式用の三角形の帽子をかぶり、膝まずき、神様のお告げを聞く、人の姿。
「口」は、神様への祝詞を入れる器。
金子都美絵さんの素敵な画力、編集さんの妙技……素敵なマリアージュとなってグッとくるイラストになっています❤️
「絵本スタイルだからこその演出効果✨」です。
……このページ、マグロでいえば大トロ部分なので、興味のある方は図書館などで是非、ご確認を。
お気に召しましたら、ご購入の程、よろしくお願い致します。
続編がまた、また、また、見たいのです……