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福島県『会津田島の祇園祭』で
神酒(どぶろく)を呑みました
この御祭りは田出宇賀神社と熊野神社の合同祭祀。
7月22、23、24日の三日間、行われます。
神酒は「神社御本殿で醸し」「石臼で挽いて仕上げます」。
その指揮は地元酒蔵・国権酒造の杜氏が務め、男性氏子らによって全て手作業で造られます。
女人禁制の神事です。
「御祭りの三日間限定で、参拝者も神酒が呑める……らしい……」と情報を得た時。
私も絶対に飲んでみたい!と思いました。
……それなのに……ぁぁそれなのに……。
コロナウイルス感染拡大のため、御祭り自体が自粛。
御祭りが再開されても、神酒造りは自粛。
マスク外してもいいよ宣言されていても、神酒造りは自粛が続いていました。
ある意味ドクターストップならぬ、ゴッドストップ?
悲しすぎる現実に絶望しながらも、田出宇賀神社と熊野神社の合同参拝だけは、毎年、毎年、続けていました。
今年2024年。
五年ぶりに神酒造りが復活!!
さらに今回、御祭り関係者の方々への取材も叶いました。
関連書籍には書いてない、貴重なお話も沢山、沢山、聞くことができました。
貴重なシーンも沢山撮らせて頂きました。
お忙しい中、ご協力頂きまして本当にありがとうございました。
御祭り当日は、大興奮状態で見学&写真撮影。
そわそわしながら神社境内をうろつき、憧れの神酒発見!
いつもは御守り販売をしている窓口で、憧れの神酒を、やっと頂くことができました。
神酒の香りは……甘酸っぱい完熟フルーツ。
グレープフルーツ……マスカット……バナナ……糖度MAX、濃厚な甘い香りがします。
でも、今、想像した以上の甘い香り、これだけは絶対に覚えてね。
神酒のお味は……甘くない甘酒。
一口目は鼻にスーっと抜ける辛口、それから米の旨味、甘味。
これにも脳がビックリします。
香りが完熟フルーツなのに、全然甘くないしフルーツ感がない。
二口目から、発酵酒の酸っぱさ。舌上にはクラッシュした生米が残ります。
……この感じ、甘酒そのものなんだけど。
……古代酒の主張が強い……もしかして口噛み酒に似せて造っている?
古代の酒造り=神に捧げるもの。
穢れのない少女=巫女が、穀物を噛み、吐き出し、それを発酵させて造った事から「噛み酒(かみしゅ)」→「神酒(かみしゅ)」になったともいわれています。
またその御下がりは、神と人とが一体化するための「おくすり=薬酒」だったともされます。
※諸説あります。
※会津田島の神酒は石臼仕上げです。噛み酒ではありません。
※噛み酒については長くなるので、次やります。
重要なので繰返します。
「神酒(どぶろく)」は、御祭り期間である7月22、23、24日の三日間限定で、神社境内でのみ、参拝者も飲むことができます。
お一人様、おちょこ二杯まで。
また、とても残念なことに、神酒のお持ち帰りはできません。
私はマイボトルを持参し、二杯目を持ち帰ろうと試みましたが、法律で禁止されているため、絶対にダメでした。
私のようにどうしても神酒のお土産が欲しい人のために。
「販売用の神酒」がございます✨
価格は720mlで2,000円ぐらい。
神酒造りの指揮をした国権酒造製で、酸っぱさや生米感が抑えられた、近代的で洗練された味わいになっています。
普段、大吟醸しか飲まない方はこちらの方が飲みやすいと思います。
たぶん、祇園会館(資料館)で提供される御党屋本膳料理(おとうやほんぜんりょうり/1,600円)に付いていた「おちょこ(にごり酒)」と同じもの?とも、感じました。
灼熱の日射しの中、昼間っから神酒を二杯いただくと、いい感じのテンションになります。
そんな状態で御祭りを追いかけていると、路上には地酒一杯売りの出店があり、無意識に目が合ってしまいます。
地酒の文字に胸がときめき、一目惚れ。
でも、私、困ってしまいます。
今日は写真撮影するから。
……日本酒は一杯だけ……一杯だけ……と、決意をしてから購入。
でも、飲み終わるその前に。
またまた素敵すぎる地酒と、運命の出会いを果たしてしまいます。
ラブリーでスイートなアクシデントがいっぱい。
本当に、本当に、夢のような酒パラダイス。
通称「どぶろく祭」はある意味、本当でした。
きびしい現実もお伝えしなくてはなりません。
田出宇賀神社の斜め前には、南会津警察署の建物がデデーンと……何かを、思い出させるかのように建っております。
そして町内大通りを抜けると、川沿いのS字カーブ&ガードレールの向こう側は高所の断崖絶壁と阿賀野川。
サスペンス劇場ファンなら歓喜するような、スリリング過ぎる絶景がいっぱいです。
※お隣、下郷町 塔のへつり
さらに、法律は年々厳しく改正されています。酒酔いの違反点数は35点、5年以下の懲役または100万円以下の罰金。酒気帯び違反点数は25点~13点、3年以下懲役または50万円以下の罰金。同乗者と酒類提供者も罰則があり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
絶対に、一泊することをオススメします。
この地域には古風な宿泊施設などもありますし、またちょっと遠いですがキャンプ場などもございます。(駅前にタクシー、バスがいます)
また、田出宇賀神社から会津田島駅までは徒歩5分。
会津若松駅(福島県)や鬼怒川温泉(栃木県)に宿をとるのもナイスチョイスです。
会津田島駅から電車に乗り、六角精児さんを気取りながら“ほろ酔い電車旅”を満喫。
追加で、“西村京太郎サスペンス 時刻表トリック”を脳内でキメまくっちゃうのも素敵ですね。
でもやっぱり、宿泊費+交通費を節約したい場合は「販売用の神酒」購入を再度オススメします。
お家に帰って、クーラーでまったりながら「販売用の神酒」を飲む。
これが一番、安心安全な節約だと思います。
あと、暑いから冷酒がめっちゃ美味しすぎます。
気がつくと何時も以上のペースで飲み過ぎてしまいます。これはガチで気を付けないと、写真撮影が途中からぐだぐたになります。
また、翌日、全然起き上がれません。起き上がっても、動けません。
翌朝の御祭りとか、御神楽を見て、餅撒きの餅拾うとか、そんな状態じゃなくなっちゃうから本当に、本当に、要注意ね。(経験者の体験談)
祇園祭のイメージ、どんな感じ?
一般的には、京都の祇園祭のイメージだと思います。
全国放送でテレビ中継&特集。宝物をデコりまくった山鉾が和風の住宅地~近代的なオフィス街を巡礼する、そんな感じ?
福島県 会津田島の祇園祭は、地元の古代祭祀と祇園祭がミックスされた、めっちゃ古代ロマンなスタイル。
私が見た会津田島の祇園祭。
その色彩は…