$モナコさんのブログ

携帯電話やパソコンのカメラを通せば、実際の風景にデジタル情報が重なってみえる拡張現実(AR)。最新の技術を駆使して創作活動をしているのが、男性3人のユニット「AR三兄弟」だ。1年半にわたる活躍を紹介する初の展覧会「連続デブ小説 プロット展」が東京・勝どき「btf」で開かれている。

 三兄弟の目の前に浮かび上がる手のひらサイズの女の子たち。昨年5月、デビューしたアイドルグループ「スマイレージ」のプロモーションだ。

 三兄弟と名乗っているものの、本当の兄弟ではない。もともとは縫製メーカーに勤め、システム開発や広告などの仕事をしていた。平成21年夏から三兄弟として活動をスタート、奇抜な作品が評判を呼び、昨年5月に独立した。これまでに手がけたAR作品は、映画や新聞の広告など80点以上になる。

 「ARは一部の研究者やメーカーの中に30年以上前からあった技術だが、表現として使われてこなかった」と“長男”である川田十夢(とむ)さん(34)。「技術と外部との接点を考えてきました。AR三兄弟は、面白いけれど、実は難しいことに興味をもってもらえる、多くの人に広く見てもらえる装置です」

 アイデアはいつも一枚の白い紙から始まる。「過去に誰も作ったことがない」から、イメージを共有するために必要なのだという。展覧会では、そんな作品のアイデアノートや映像が展示されている。

 27日まで(月曜・祝日休み)、入場無料。