ライトな話題が続いたので、
なんか、ちょっと真面目なところも
見せねばだわ。と、今回は、
延坪島砲撃事件について。
これは、大事件。
そして、悲惨な事件だった。
北朝鮮が、韓国が実効支配する
延坪島に170発もの
砲弾を撃ち込んだ。
砲弾は、軍施設だけでなく、
民間の町にもふりそそいだ。
というのは、もう皆さん、
ニュースで徹底的報道されたので、
で、朝鮮半島情勢に詳しい
評論家や軍事評論家が、
いろいろなことを言っているが、
概ね、言っていることはこうだ。
つまり、「これは、北朝鮮が、
アメリカを話し合いのテーブルに
つかせるための恐喝手段であり、
北朝鮮は、本気で戦端を開く気は
ない。」それからこんなことも言っている。
「これは、大将軍の息子への
権力継承のための布石だ」さらに
「中国は、苦しい立場。北朝鮮を
かばう外交政策を取ってきたが、
今度ばかりはかばいきれないだろう」
という分析。
しかし、この手の人達の分析が
あまりアテにできないのは、
その昔の湾岸戦争の時に、
証明済みだ。
あの時のことを憶えているヒトは
思い出してほしい。
あの時、専門家たちは、
こんなことを言っていた。
「アメリカは戦端を開かないだろう」
また、こんなことも言っていた。
「イラクの陸軍は相当強力。
そう簡単には屈服しない。」
ところが、ブッシュジュニアは、
派手にドンパチをやらかしたし、
イラクの陸軍は、あっという間に
やられちゃった。
専門家のしたり顔は、信用できない
のだ。
で、今回の件だけど、
僕は、こう思う。
これは、本当に、ただの脅しなのだろうか?
と。
北朝鮮は、本当に戦端を開く気はないのか?
というか、ただの脅しにしては、
砲弾170発というのは、規模が
大き過ぎないだろうか?
これは戦争じゃないのか?
ただし、韓国が、戦端を開きたくない
のも事実だ。
韓国は、今、経済が好調。
国も豊かになった。
ここで、戦争などしたくない。
仮に勝って、金政権を倒したところで、
貧乏な北朝鮮国民の面倒を
見なければならない。
貧乏な北朝鮮国民2400万人!
それに、近代戦は、ものすごく
金がかかる。
だから余計なことはしたくない。
金持ちになった弟が、
貧乏でヤクザな兄に、
ケンカを吹っかけられた
ようなものだ。
迷惑この上ない。
じゃあ、北朝鮮は、どうか
ということだが、
もうすぐ本格的な冬が来る。
すでに、北朝鮮国内では、
著しい食糧不足で、餓死者
まで出ている状態。
韓国の李政権は、政権についてから、
一貫して、北朝鮮敵視政策で、
北朝鮮に対しての援助を
絶ってきたが、やっと、「人道的な配慮」
から、少々のコメを送りはじめた
ばかりだった。
今回の砲撃で、この援助も
完全になくなるだろう。
今回、専門家のいうように、
アメリカを交渉のテーブルに
着かせるための恐喝手段というには、
北はやりすぎだ。
砲弾2発とかそのくらいのことで、
その目的は達せられたはずだ。
170発は、どうにも不可解。
確かに、米韓合同軍事演習は、
北朝鮮にとっては脅威な出来事だろうが、
実際、北朝鮮の被害は何もない。
つまり、過剰反応だ。
これは、恐喝ではなく、
北崩壊のサインなのではないかな?
ついに始まったんじゃないだろうか?
国家崩壊が。
現政権は、本当に、冬を乗り切れるのか?
もし、北の現政権が崩壊するとしたら、
どういうプロセスになるのか?
将軍様は中国に亡命したいだろう。
それを中国は受け入れるかどうか?
五分五分だな。
そうなると、内戦になるのか?
韓国は、どうするのか、本来の
韓民族の国土と人民の統一を
取り戻すために
アメリカとともに進撃するのか?
アメリカとしては、そういうシナリオも
想定しているのではないだろうか?
オバマ大統領は、湾岸の時の
ブッシュジュニアほどには、
短慮で感情的(つまりバカ)ではない
と思えるので、ことを簡単には
運ばないだろう。
イラク、アフガニスタンと
手を焼いているし、支配しても
何の利益もないだろう、
北朝鮮政権打倒に
簡単に乗り出すとは、到底
思えない。
しかし、こういう考え方もある。
つまり、「戦争特需」。
戦争は、短期的には、経済の
カンフル剤になる。
まあ、後が怖いのだが、
では中国はどうか?
もし、北現政権が崩壊せざるを
得ない場合、
ひとつの選択肢としては、
社会主義国を残すためにも、
進駐なり、干渉して、新たに
傀儡政権を作る、という
政策が考えられる。
表向き、乗り出してきて
統治するのか、
裏から、一勢力を支援して
支えるのかでも、状況は
非常に変わるのだが、
中国の目指すところは、
そんなところだろう。
つまり、朝鮮半島の、
韓国による統一だけは
避けたいところだ。
中国は、自国の経済成長政策に、
自信を持っている。
北を支配下において、
本国の経済政策を移植すれば、
国の建て直しは成功すると
見ていると思う。
あと、基本的に領土的南下策を
抱いている
ロシアの問題だってある。
つまり、北現政権の黄色信号、
赤信号が点されているなかで、
崩壊後のシナリオについて、
中、米、露の3カ国の3すくみ状態、
綱の引っぱり合いがすでに水面下で
行われているのではないだろうか?
では、翻って、日本はどうだろうか?
どういう立場で、どういう方針を採るべきか?
一つには、伝統的な日本のポジション、
アメリカ追従という基本方針がある。
国内に米軍基地があるし、
基本的に、この国是は変わらないが、
もし、北の支配を巡って、
アメリカと中国の間で対立が
生じた場合、単純にアメリカ追従で
済むのだろうか?
しかし、現状、アメリカ追従の
ポジションは、変更できない。
つまり、中国との対立、それに
伴なう、不利益は、甘んじて受けなければ
ならないだろう。
また、崩壊に伴なうアメリカの軍事行動が
あれば、戦費の負担もかなり覚悟しなければ
ならない。
いずれにしても受け身である。
ストレスの溜まることだが、
この「受け身」
という外交手法も、また、ひとつの
外交手法である、と思う。
対外的に見て、日本はやはり、アメリカの
準属国、つまり子分扱いだ。
今回の尖閣諸島のトラブルにしても、
中国は、日本をアメリカの準属国と
みている感覚が垣間見える。
せいぜい情報収集、情報分析をして、
ババをつかませられないように、
うまく立ち回ることだ。
でも、それがはなはだ心もとないけれど。
しかし、北現政権が倒れれば、
どういう結末になるかはわからないけれど、
拉致問題は一応の決着を見るのでは
ないだろうか?
このあたりが、僕の見解です。
北国の民に春はいつ来るのだろうか?

































