リクルートワークスの大卒(院卒含む)求人倍率調査(6月)によると、2021年3月卒は2020年3月卒の1.83からマイナス0.3ポイントの1.56まで落ち込んでいるとの報告が出ています。
更に一部の試算では、2021年卒(現大学4年生)よりも2022年卒(現大学3年生)の方が厳しく、求人倍率が1.31~1.13まで落ち込むのでは?と言われています。
もし仮に求人倍率が1.13なら・・・リーマンショックの影響による2012年卒の1.23よりも低い値となり、卒業生にとってはもの凄く厳しい就職事情になります。
なんとか新型コロナウイルスに打ち勝たないと、リーマンショック以上に大変なことになりそうです。
さて、そんな危機的な求人倍率でも、世間一般で言われているのが理系は就職に強いです。
ただ理系といっても理学部、工学部、農学部、薬学部、医学部、歯学部など色々と分かれていますが、多くの高校生は理学部と工学部が中心になるのではないかと思います。
その中の工学部では、多くの大学で建築系や情報系に人気が集まり、そのため他の学科よりも偏差値が高くなる傾向があります。
一方不人気なのが電気電子系の学科で、人気がないってことは偏差値もだいぶ低くなってしまいます。
電気電子系のイメージとしては、何か凄く難しいことをやっていそうで、地下の暗い実験室で毎日実験をおこなっていて、殆ど男ばかりのネクラなイメージがあります。
相当な偏見ですね。(笑)
それに比べて建築系はおしゃれで綺麗なイメージがあり、女の子も多いですからそりゃあ人気もありますよね。
でも電気電子系って、就職する時は最強の学科なんですよ。
電気電子って電機メーカー(SONYなど)に就職するイメージが強いですが、実は色々な分野から引っ張りだこです。
例えば電力会社(東京電力など)、鉄道会社(JR系列など)、自動車メーカー(トヨタ自動車など)、建設会社(鹿島建設など)、化学メーカー(三菱ケミカルHDなど)、食品メーカー(JTなど)と多岐に渡っていますし、他にも電気とか繋がらない業種にも就職したりします。
その理由はどんな業種でも「電気」は必ず使いますので、色々な分野から需要があるためです。
それと需要(企業)と供給(学生)のバランスが非常に悪く、企業が人材を確保しようとしても卒業生の絶対数が全然足りていないのが現状です。
そのため一人に対して10社以上とか珍しくないですし、世間一般にあまり評価が高くない大学でも就職に困ったりなどしません。
大学にもよりますが、勉強を頑張れば学部卒でも上場企業に入れますし、院卒になると多くの卒業生が上場企業(多くが研究・開発職)への就職となりますので、凄くおいしい学科となります。
但し、ちゃんと真面目にやらないと留年が待っていますので、それはそれで大変ですが。。。
高校生からは不人気(偏差値が低い)だけれど企業からは大人気の電気電子系。
興味を持ってしっかり大学で学べば、卒業後は殆ど就職に困らないと思います。