まったくひとりなら

翼を好きなように使って

いくらでも飛んだままでいられるね


疲れない翼を持っていれば

日本中のクラシックな洋館に順番で暮らせる


いちばん高い雲の上に降りて遊べるはずだ


くるみゆべしを食べて

天蓋付きベッドで寝て

大好きな歌を歌う


そんな情景を頭のなかに描くと

幸せいっぱいになる


でも

それが現実になると…

不安になるだろう


なぜって

そこには誰もいないから…


大好きって感情の火は

ひとりじゃ起こせない


でも

ヒトを人形のようにセッティングしたら

そのヒトがしたいこと聞くだろう

そのヒトが気持ちよく過ごせるように


ワタシの「大好きなこと」は

半分しかできないかもしれない



それでも

たぶん


アタマのなかだけの完全な「全部の大好き」より

現実の「半分の大好き」のほうが

幸せを噛み締めることができるだろう