佐々木麟太郎君がプロ野球か、大学で野球を続けるか?だけの選択だった甲子園球児に新たな道を開いてくれた。

 

専門家によると、高校3年間真剣にスポーツに取り組んでいた日本の子どもたちは、高いレベルでアメリカの大学スポーツを奨学金で狙える、といっていますし、私もそう思っています。日本の高校の部活って職人なみに大変なことできているので。

 

米国大学のスポーツ入試についてちょこっと詳しいのは、子供1がスポーツ入学を目指したことがあるからだ。当時は本気だった。水泳を始めてすぐに良い記録を残したからだ。とはいえ、突然湧いたスポーツであり、親の素地は全くなかったため、夫婦揃って勉強したのである。

 

体が全然違うんだから、といわれても、毎日練習に励む子供のために小柄であっても良い記録を残した選手たちにアドバイスを頂いたり、当時は必死だった。スポーツと音楽は基本だけできていてほしい、程度の私だったので覚悟が違うというか、無謀だった。

 

記録は思春期を迎えたころから伸び悩む。それでも必死に朝練などをして、励む子供を応援した。結果陸上に切り替えることになったのだけれど、水泳をしていたおかげで、素地がある程度役立った。

 

大学入試のApplicationに書く素材にはなったけれど、記録を書けるほどではなかった。ではあれは何だったんだろう?と思うと、あの時にできたベストを親子揃って尽くした、という思い出ができたということだ。

 

続けられる忍耐強さ、体力、時間を守る正確性など身につけることができた。

 

Stanford大学在学中にアメリカ代表の競泳オリンピック選手だったコーチについていたのだけれど、コーチとの厳しい質疑応答はその後の大学院入試、就職活動に多いに役立ったらしい。

 

何がどのように役立つかなど誰にもわからない。ただ、与えられた環境の中で、ベストを尽くす、というだけだ。