海外に子供を進学させるなら、子供は帰ってこないという覚悟で送りなさい、

 

っておっしゃるカウンセラーや講演者の方々がいらっしゃいます。インパクトある言葉ですが、それはうっそ〜〜〜!!


他国での労働VISAを持っていますか?なんです。ほとんどの海外進学者は卒業後日本に戻ってきます。

 

VISAを発行してまで、あなたを雇いたいと、海外企業側に言わせるだけの能力と、景気が味方につけてくれたらいいですが、現実は、労働VISAないの?ってそれだけで相手にされない企業がほとんどですよ。

 

毎年11月に開催されるBoston Careea Forumでも、VISAある人、ない人で、分けられます。

 

また、現在なら、Amazon, Google, Metaといったハイテク企業は、2023年〜2024年にかけて、大量のレイオフを出しています。移民局はそういう企業には、労働VISAを新しく発行することを数年控えます。となると永住権や、市民権を持っていない留学生はまずどんなに能力が高くても就職できないのです。

 

ですから、留学させたところで、日本国内で仕事を探すことになるのですよ!ということです。全額奨学金の大学院進学がもらえたなら、まだ残ることができます。労働VISAを発行するためには企業側は、移民弁護士を雇い、数千ドルを支払わないとVISA発行までこぎつけません。


戻った留学生の就職先として人気なのは、外資系コンサルタントや外資系投資銀行です。こちらも景気によりますが、米国4年制大学を出ているということはある程度の英語でのコミュニケーション能力が高いとみなされ、就職しやすくなります。

 

それ以外は専門を活かせる何かを持っていなければ、どこにも就職はできない厳しい現実が待っています。一方で、専門分野で実力をつけ、海外の人たちと同様の能力が認められたなら、海外の企業は雇ってくれます。


私が観る限り、研究者やスポーツ分野で認められた人は、比較的VISAも発行され、残りやすいですが、それ以外は、ハーバード大学、オックスフォード大学、スタンフォード大学を短期留学ではなく、4年または2年の修士を卒業したところで、皆さん日本に戻ってきて、さほど専門性の高い分野でないところで、働いている人がほとんどではないでしょうか。

 

現実を踏まえた上で、海外留学を実現させましょう。