11/25に、京急線・都営浅草線・京成線・北総線でダイヤ改正を実施します。

北総線の矢切行き増発・エアポート快特宗吾参道行き登場・都営車の通勤特急が再度消滅・日中に都営車の三崎口発着運用登場・平日夜に快特併結のWing号登場等様々な変化点が多くありますが、その中でも最大の変化点は「京急線エアポート急行消滅」です。

2010年の設定以来13年間運行されてきたエアポート急行が、ダイヤ改正で全て「急行」に種別変更となります。停車駅は変わりませんが、エアポートが消滅した為平日朝に品川発逗子・葉山行き、土休日夜に品川発金沢文庫行きと京成高砂発逗子・葉山行きが1本ずつ設定されます。今回は京急線のエアポート急行に2日に分けて乗り納めした様子をお届けします。

 

まずは羽田空港~逗子・葉山間のエアポート急行、通称「南エア急」の乗り納めです。

 

京急蒲田から12:55発エアポート急行羽田空港行きに乗車して、天空橋まで行きます。

 

エアポート急行羽田空港行きです。

車両は京急1000形4両編成を2つ繋いだ8両編成ですが、その内羽田空港寄りの車両は1890番台「Le Ciel」です!

 

すぐに天空橋に到着です。

 

一旦改札を出ます。

天空橋の改札は京急線と東京モノレールで綺麗に分かれていますが、色合いから通称「天空橋格付けチェック」と呼ばれています。

 

エアポート急行逗子・葉山行きが入線して来ました。

 

この電車で終点逗子・葉山まで乗車しますが、一旦途中で別の電車に乗ります(詳細は後述)。

エアポート急行は羽田空港から京急蒲田までは各駅停車で、京急蒲田からは京急川崎・京急鶴見・神奈川新町・京急東神奈川・横浜・日ノ出町・井土ヶ谷・弘明寺・上大岡・杉田・能見台の順に停車し、能見台から逗子・葉山まではまた各駅停車です。

 

京急蒲田で進行方向が変わります。

 

路線図は既にエアポート急行から急行に切り替わった新しい物になっていました。

ダイヤ改正までに都営車や京成車とかも変わると思います。

 

上大岡で一旦下車しました。

この日、京急田浦で発生した事故の影響で金沢八景~堀ノ内間が運転見合わせになり、浦賀行き・京急久里浜行き・三崎口行きの電車は全て金沢文庫行きに変更になりました。

なので上大岡から金沢文庫まで特急金沢文庫行きに乗車し、金沢文庫で先程まで乗車したエアポート急行に接続乗車する事に決めました。

 

まずは普通金沢文庫行き、本来は浦賀行きです。

神奈川新町辺りで普通金沢文庫行きに遭遇し、この時間に金沢文庫行きなんてあったか?と思いましたが、横浜に着く手前で運転見合わせの情報が入って来ました。

 

そして入線してきた特急金沢文庫行きです。

特急金沢文庫行き自体は夜を中心に数本設定されていますが、日中のこの時間に設定されるのは極めて珍しいです。

金沢八景までは運転していますが、金沢八景発着だと車両を上手く捌けないので金沢文庫発着にしたのだと思います。

 

上大岡から金沢文庫まではノンストップです。

 

金沢文庫に着きました。

乗車した電車は留置線に入った後、金沢文庫発の品川方面の運用に入ります。

 

再びエアポート急行逗子・葉山行きに乗車します。

 

金沢八景からは京急逗子線に入り、各駅に停車します。

 

終点逗子・葉山に着きました。

 

ここでやっと初乗車できた京急1000形1890番台「Le Ciel」について紹介します。

この車両は2020年に運行開始した、京急では初となる汎用型車両です。

普通運用の他、平日にはWing号の増結車としても活躍しています。

 

座席は2WAYシートです。

普通運用時はロングシートですが、Wing号等の座席指定列車や団体列車の運用に入る場合はクロスシートに変更が可能です。

 

車内にはトイレも設置されていますが、同じWing号で使われる2100形には設置されていません。

 

乗車した電車は折り返しエアポート急行羽田空港行きになります。

「エアポート急行」の行き先表示も遂に見納めになる日が近づいてきています。

 

南エア急の乗り納めはここで終わりです。

 

2週間後、北エア急の乗り納めも実施しました。

四ツ木から都営線内急行・京急線内エアポート急行になる羽田空港行きに乗車しました。

 

車両は北総9100形でした。

北エア急は泉岳寺を出ますと、品川・青物横丁・立会川・平和島・京急蒲田の順に停車し、京急蒲田からは京急空港線内各駅停車です。

 

羽田空港第3ターミナルで下車します。

 

特に車両は狙っていませんでしたが、北総車しかも9100形が来たのは当たりだと思います。

 

ここから一旦改札を出て入場券で品川方面ホームに入り、エアポート急行の撮影をします。

羽田空港第3ターミナル駅はホームで改札が分かれています。

丁度向かいのホームに、北総車のエアポート急行羽田空港行きが来ました。

 

まずは京急車のエアポート急行泉岳寺行きです。

 

11/25から「急行・品川方面泉岳寺」の表示に変わります。

 

そしてエアポート急行金沢文庫行きです。

エアポート急行はその名前の通り、ほぼ全てが羽田空港発着です。しかし現在のダイヤでは平日朝だけ逗子・葉山発神奈川新町行きのエアポート急行が1本設定されており、空港に行かないエアポート急行としてネタ運用とされていました。

過去には平日夕方に逗子・葉山発エアポート急行金沢文庫行きという、空港に行かないどころか通過駅も無いエアポート急行が設定されていましたが、後に普通に種別変更されました。エアポートという愛称がある以上運用が制限される為、今回のダイヤ改正でエアポートを外す決断をしたのだと思います。

 

羽田空港第3ターミナルから、エアポート急行泉岳寺行きに乗車します。

終点泉岳寺で押上方面の最終電車に乗ります。

 

エアポート急行泉岳寺行きは都営車です。

 

京急蒲田までは各駅に停まります。

 

京急蒲田から先は平和島・立会川・青物横丁・品川・泉岳寺の順に停車します。

 

終点泉岳寺に着きました。

泉岳寺に着いてから留置線に回送されるまでの僅かな間だけ、次駅表示の無い「エアポート急行・泉岳寺」の表示が見られます。

11/25以降は種別表示の飛行機マークが見られるのはエアポート快特だけになってしまうので、最後にこの表示が撮影できたのは非常に良い収穫だと思います。

 

乗車した電車は一旦留置線に回送された後、折り返し普通品川行きの最終電車になります。土休日の最終だけ設定されている、1駅で終点の短距離運用なので結構面白いですが、撮影とかしていると押上方面の最終電車に間に合わなくなります。

今回はダイヤ改正で消滅するエアポート急行に、北エア急・南エア急両方で乗り納めをしました。

ダイヤ改正後は都営線からの急行逗子・葉山行きや、都営車の普通矢切行き&特急三崎口行きの乗車を予定していますので、数回に分けて乗れたらと思います。

と言う訳で以上、エアポート急行乗り納めの記事でした。

今回はここまでです。ではまた次回。