「私が見た平和島競艇場」 | リズム & ブルース・リー

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雨音も、グラウンドを転がっていくボールも、心臓の鼓動も
一定のリズムを刻んではやがて終息する
リズムは儚く、狂おしく、時に切ない
また「甘美」とは、そういうものなのだろうと私は思う

競艇場にやって来る人は私よりも年上の方がほとんどだ

 

60代、いや70代や80代の元気な年配者の姿を多く見かける

 

 

 

 

 

 

そんな中、若輩者で初心者の私が競艇を語るのはおこがましいことだが、競艇や平和島競艇場のことを語ってみることにした

 

 

 

 

 

 

競艇ってこんな感じだ

 

 

 

 

 

 

レース開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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スタートの合図がかかると、選手はピットから離れる

 

 

 

 

 

 

 

 

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選手は第2ターンマークから20メートルのところにある小回り防止ブイを目指す

 

 

 

 

 

 

 

 

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小回り防止ブイを時計と反対周りに舟を回しこみ、待機行動が行われる(画像中央右側にある三角錐みたいなマークが第2ターンマーク)
 

 

 

 

 

 

レースでは引き波の影響を受けずに、一番最初に第1ターンマークを回った選手が1着になる確率が高い

 

 

 

 

 

 

なので競艇では圧倒的に1コースが有利だ

 

 

 

 

 

 

待機行動で何が何でも1コースを取りに行く選手は主に‘イン屋’と呼ばれる

 

 

 

 

 

 

その逆に、何が何でも6コース、アウトコースから加速をつけて内の5艇をまくる、そういうレースを自分のレーススタイルにしている選手は‘アウト屋’と呼ばれる

 

 

 

 

 

 

アウトから内の艇をまくるには、スタートラインを越えて第1ターンマークに進入するまでの間に、他の艇より1艇身ほど先に進んでいなければまくることは不可能だ(‘まくり差し’というスタイルもあるが・・・)

 

 

 

 

 

 

2012年4月27日以降、プロペラ(スクリュー)の制度が替わった

 

 

 

 

 

 

それまでプロペラは選手持ち、個人所有のもので、自前のプロペラをモータに装着し、レースをしていた(規定に合うものであれば、より回転率の高い、推進力のあるプロペラを選手は自分のお金を使って開発、使用することが出来た)

 

 

 

 

 

 

制度変更後、プロペラは同一のものが支給されることとなり(自分の仕様に合うようにそのプロペラを‘叩く’、それがプロペラについて選手に残された唯一の‘勝つための方法’となった)

 

 

 

 

 

 

同じプロペラになって何が変わったのか?

 

 

 

 

 

 

→‘伸びなくなった’(直線のスピードが出ない)

 

 

 

 

 

 

→外から他の艇より1艇身分の伸びを必要とするアウト屋が勝てなくなった

 

 

 

 

 

 

プロペラによる個々の優劣が少なくなれば、あとはモーターの差、そして技術力の差ということになる

 

 

 

 

 

 

だが、モーターには歴然とした個体差、格差がある

 

 

 

 

 

 

 

モーターは抽選によって支給されるので、出来の良い(勝率&2連対率の高い、俗にいう‘噴く’)モーターに当たればそれに越したことはないが、力の無い、水準までの力が出ないモーターに当たると成績は上がらなくなる

 

 

 

 

 

 

どんなに一流と認められている選手と言えども、このモーター間の格差を埋めるほどの技術は持ち合わせていないと私は思う

 

 

 

 

 

 

プロペラ1つ取ってみても、レギュレーションの変更は競技そのものの姿を大きく変えてしまうものだ

 

 

 

 

 

 

以前、F1において自然吸気エンジンはダメだ、ターボエンジンはダメだ、ハイテクはダメだ、と

 

 

 

 

 

 

ホンダエンジンがコンストラクターズチャンピオンに輝いた翌年には必ずオフィシャルがレギュレーションを変更し

 

 

 

 

 

 

‘ホンダいじめ’とまで言われたことと今回の新プロペラ制度の変更は意味合いが違う

 

 

 

 

 

 

それはわかっているのだが・・・・

 

 

 

 

 

 

改めて公正さとは何なのだろう?

 

 

 

 

 

 

一体、誰のための変更なのだろう?と思う

 

 

 

 

 

 

いけない・・・熱くなってしまった(笑

 

 

 

 

 

 

 

 

スタートだ

 

 

 

 

 

 

 

 

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第1ターンマーク

 

 

 

 

 

 

 

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風が強い日、先頭を走る艇以外は一時的に視界が0になる

 

 

 

 

 

 

第2ターンマーク

 

 

 

 

 

 

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こういうふうに周れれば転覆や落水などの事故も少なくなるはずだが

 

 

 

 

 

 

 

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強い向かい風にボートの舳先が浮き上がり、さらに前を走る艇の引き波に乗り上げるとボートは簡単に転覆してしまう

 

 

 

 

 

 

 

ゴール・・・

 

 

 

 

 

 

良かった

 

 

 

 

 

 

どの選手も転覆しなくて良かった

 

 

 

 

 

 

などと思いつつ、フッと第1ターンマーク付近の手すりを見ると・・・

 

 

 

 

 

 

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1-5ー4・6でよかったやん

 

 

 

 

 

 

またねらえ!

 

 

 

 

 

 

悔恨と励まし(笑

 

 

 

 

 

 

あぁ、競艇って何だか楽しいな(笑

 

 

 

 

 

 

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「THE BEASTBATTLE」



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猛き者達が、目覚める春。

 

3月15日~20日、平和島競艇場でSG総理大臣杯が行われた

 

SGって・・・ギターのことじゃないの?

 

久々にブログが更新されたと思ったら、高中氏の話でもSGギターの話でもなく

競艇???

 

( ゚Д゚)ハァ?

 

そう思われた方もいらっしゃることだろう

 

話せば長いことながら・・・

 

そもそもこのブログを更新出来ないほど、私はとっても忙しかった

 

まず、数年前にブログで紹介した従兄がリストラされた後にリストカットをしでかした(リストラとリストカット・・・言葉は似ているがシャレにもなりゃしないsweat01

 

その後、母親が心臓にまつわる大きな手術を二度した

 

病院、病院、病院

 

付き添い、付き添い、付き添い

 

回復、回復、回復、回復

 

良かったね、良かったね、良かったねscissors

 

目まぐるしい日常

 

フッと気づくと、食事を取ることすら忘れた時もあった

 

おかげ様で母親は元気になり、従兄は行政の方の協力もあってこの3月に職に就くことが出来た

 

 

競艇に出会ったのは、諸般の出来事に忙殺されていた頃だ

 

私の身の回りの事情を知った友人が、ある日、私に言った

 

「おまえ、ひとりNPOをしてるんだって?(笑 目の下にクマが出来てるじゃないかっ どうだ?今度の休みの日、オレの趣味に付き合わないか?」と
 

 

連れて行かれたのが

 

 

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そしてこの場所で入り口に置いてあった‘EXCITING PRESS’という出走表を友人から渡され、「まぁオマエは競馬歴が長いからわかるよな?」と言われた後、ほぼ放置状態になった

 

前付けもツケマイもチルト三度もA1もB1も知らない私を、競艇場で放置とは・・・

 

ご無体な・・・お代官様はなんてご無体なことをなさるのだdash(時代劇に出てくる代官顔なんですよ、そいつ・笑)

 

しかしどんなことでも学ぶことは楽しい

 

知らないことを知る、わかっていく

 

それは自分にとってワクワクすることだ

 

以降、私は競艇にズッポリとハマってしまった

 

最初は拡連複(1~3着までの入賞で的中となる舟券。JRAのワイドのようなものだが配当は低い。ちなみに‘ワイド’という名称はJRAが商標登録をしてるため、許諾を得ていない競艇では拡連複という)しか買えなかった私も、今では3連単をバシバシっsign01とたま~に的中させている

 

‘習うより慣れろ’

 

まさに言葉通りだった

 

競艇のこと、総理大臣杯のこと、興味のない方には申し訳ないが、ヒマを見つけて書いていくつもりでいる

 

どうぞしばしのお付き合いを。

 

 

引き波(前を走行しているボートが引き起こす波、航跡)にハマるとこうなる

 

そんな珍しくも貴重な映像が平和島サイドからYouTubeにアップされていた

 

その注釈も引用し、競艇の魅力をお伝え出来れば・・・と思う






ボートレースは6艇のボートが1周600mの水面を左回りに3周するレースです。

右手でステアリング、左手でスロットル、400cc2サイクル縦型直列2気筒、水面を­80キロで走ります。スタートはフライングスタート方式でコンマ0.00秒を競います­

 

レーサー達はただひとつ、「勝利」を目指して果敢にレースに挑みます。

そんなエキサイティングなボートレースの迫力をお伝えするべく、ボートにカメラを設置­し撮影しました。(YouTubeより引用)