高次脳機能障害は、病気や事故などによって脳が損傷を受けた結果、言語や記憶、思考、学習、注意などの脳機能に障害が起こった状態を指します1。具体的には、以下のような症状が含まれます

  1. 記憶障害: 新しいことを覚えることが難しく、最近の出来事を思い出せない、約束を忘れてしまうなどの症状が現れます。対策としては、メモをこまめに取ったり、カレンダーに予定を書き入れたりする習慣をつけることが挙げられます。

  2. 注意障害: 特定の物事に注意を向けたり、持続したりすることが難しくなります。同時に複数のことに気を配ることも困難になり、うっかりミスが増えてしまいます。ストレスや疲れ、精神面での不安定さも症状に影響するため、ストレスをためずに不安を軽減させることも大切です。

  3. 遂行機能障害: 特定の目的に合わせて適切に実行することができない状態です。計画的な行動ができないため、細かく指示を出してもらわないと進めていくことが難しいです。支援者側は、何がうまくできないかを理解して、根気よく対応する必要があります。

  4. 社会的行動障害: 感情や欲求が抑えられず、すぐ怒ったり、やる気がなくなったりするなど、その場の状況に合わせて自分をコントロールできなくなる状態です。対策としては、興奮状態だとしても無理に止めず、話題や場所を変え、本人が落ち着くことを待つのが良いでしょう。(Copiotより)


 
 
長期間の多発性ラクナ梗塞の後遺症として、上記の症状を経験し、少しだけ今も残っています。ストレスで毛細血管が切れやすいため、心身共にストレスが掛からない生活を模索しながらリハビリをしてきました。



自分を守れるのは自分しかいないのだと知る経験でした。全ては自分次第なのだと。



自己管理はとても難しく、3歩進んでは2歩下がります。それでもとにかく焦らないで良いと自分に言い聞かせながら、少しずつ回復しているコトを時々ふりかえりながら、3年前より良くなっている、去年より動けていると。


今出来るコト、したいコトを探しながら、何度も何度も自分は大丈夫だと言い聞かせていました。



やがて家族会や居場所に参加できる様になり、その交流の中で少しずつ他人緊張が和らいでいきました。他人と交流が苦痛ではくなり楽しいとおもえるようにもなりました。



小さな脳のダメージは、元々あった凸凹の特性を強化しましたが、それにより自己理解が深まり自分の取り扱い方も少しずつ身に付いてきました。
 

生まれ持った気質を自覚するのはとても難しく、他人に指摘されても理解できなかった時のコトを思い出しました。




ただ相手に合わせるコトでその場をやり過ごす生き方を選択していた社会生活。
 
自己肯定感が低さは、相手に合わせる楽を選択していました。

常に世間や周りとズレている自分がいて、噛み合わない自分には居場所がない気がしていました。

自分を大事と思えていなかったから、自分をすり減らしても良しとしていたのだと思いました。




居場所で様々な凸凹な個性と知り合い、理解出来ないからこそ相手を知ろうとするし、理解しようと努力するコトで、心を分かち合うことが出来るのだと知りました。


だからみんな凸凹で生まれてくるのだと。


喜怒哀楽の感情は、心の声。


理屈ではなく、知識でもなく、理性でもなく、心で分かち合いながら人は理解し合うのだと。

赤ん坊の頃はみんなそうやって生きているのにと、この年になってようやく気がついた次第です。
 



知りたかったコトを知るために、自分を生き直すために引き起こした、脳の機能障害体験だったのだと思いました。大きな課題をひとつクリアできた気がしています。