殿岡秀秋の過去想起はいのちを支える その27
☆フロイトの『精神分析入門 上』(新潮文庫)から
☆夢をみた人はその夢に関して知っているが、当人が気づかないだけだ。
☆当人は夢の由来、夢の源となる思考や関心のありかを見つけだす。
☆当人の夢についての答えを唯一のものとして扱う。
「夢をみた人がその夢に関して知っているということは、大いにありうることです。そこで問題はただ当人に当人がそれを知っていることに気づかせて、それをわれわれに報告することができるようにしてやるという点にあるでしょう。われわれは、夢をみた人がその夢の意味をただちにわれわれに報告するというようなことは要求しませんが、その夢の由来、夢が出てくる源となる思考や関心のありかを見つけだすことはできるだろうと言っているのです。」(129頁)
「われわれは、夢をみた人にどうしてそのような夢をみるようになったかと尋ね、彼がその場ですぐに言うことをその説明とみなそうというのです。彼が何事かを知っていると信じていようと信じていまいと、そんな相違には目もくれないで、どちらへ転ぼうと本人の答えを唯一のものとして扱うのです。」(129頁)
☆comment
ぼくは過去に本書を読んでいます。そのときは過去想起にばかり関心があって、夢について読んだだけだったことが、今回読み直してわかりました
ただ、ぼくは夢を毎日のように記述しています。もう15年も続けています。これらの夢については記録するだけでほとんど役立てて来ませんでした。しかし、今回、本書を読みながら、自分の観てきた夢を役立てる方法があるかもしれない、と思うようになりました。
夢については、その内容を記述するだけでなく、その場でどうしてその夢をみるようになったのか、自分で問いかけ、自分で答えを見つけ出して、夢の記述のあとにメモすることを明日からでも始めようと想いました。
(この項つづく)