車のローン会社に書類を提出してすぐ、義父はトラブルを起こしました。
ローンを組むにあたって色々と付加される手数料のことを
「そんなもん聞いとらん!」と怒りだしたのです。

私はオットが保証人のサインをした際、書類のコピーをこっそり取っていました。
その中には車種はもちろん、私たちの個人情報など書かれていますが
ローンの契約書なので支払計画などもきちんと記載されていました。
頭金が幾ら、月々の支払いが幾ら、エコカー減税対象の金額、諸々‥‥。
そしてそこにはローン会社の手数料もきちんと記載されていました。
そんな安い金額でもないので当然、ディーラーからも説明があったと思います。

義父は昔から人の話を聞かずに二つ返事で軽々しく了承した結果、
あとで「そんなん知らんかったーーーーっ!」→のち、逆ギレ。というタチの悪いお調子者です。
説明する相手も義父の性格を理解して“きちんと伝えたぞ!感”を出しながら話さないと
ハイハ~~イ!と流されてしまうことを肝に銘じとかないとなりません。
ローン会社から本人の確認の電話がかかってきたときに問題は起こりました。
違う部屋に居たので詳細は解りませんが、かなり電話口で怒鳴っています。

そいでなー、そんなもん聞いとらん!って話の途中で電話を叩き切ったんやで、お父さんたら。

あとから義母から聞きました。
あ~あ。話の途中で電話を切るってヤカラやん。 (-"-;A

速攻、ディーラーが菓子折りをもってお詫びに駆け込んできました。
結局、菓子折りでなのかペコペコと下手に出てきた相手に気分を良くしたのか。
義父は“客はオレ様”的態度をモロ出す人なので。

わかったわかった。こっちも話を確認せんかったみたいでな。
まぁ、こういう契約は話がややこしいからな。

ローンの手続きは無事終わり、数日後ピカピカの新車が納車されました。


はよ、ボディ擦ってまえ!


翌日、ローンの手続きを早く進めたい義父はついに私に言って来ました。
義母から私が二つ返事をしなかったとでも聞いたのでしょう。

お父さん、今回の車検切れを境に車を買替えることにしたんや。
でもお父さん、年寄りやろ?
ローン組むのに○○(オット)に保証人になってもらわんとあかんて言われてん。
そやからここにサインするよう頼んでくれへんか?

さすがに義父も私には横柄な言葉は使わないんですけど。

この書類、○○(オット)に渡しておくけど
一応、お義父さんからはきちんと○○(オット)に話はしてもらったほうがいいと思うわ。

そうか‥‥。

そうか‥‥。じゃなーい!
でも翌朝、義父はオットに話をしてきました。
一応、“お頼みします”という態度で。
オットは「うん、わかった。書いておくわ。」と言い、会社に行きました。
その後、義父は笑顔で言ってきました。

めじろ子ちゃんもこの車に乗ってくれて全然ええしな~。

おいおい、自分が乗れなくなったらあとの支払いもヨロシク、って
意味じゃねえだろうな~~。

ということで義父は速攻、ローン会社に書類を提出したそうです。


ローン組むから、保証人のところに○○(オット)の印鑑押しといてくれる?

義母の発言にはびっくりたまげました。

車屋さんが同居の息子さんに保証人になってもらうのが一番良いですよ、って言うしな~~。

新車を選んだことも驚愕でしたが、計画も無く突然車を買おうとすることが想像外でした。
今夏に車検が切れるのは前々から解っていたことですが
ぶつけまくったのを修理するのがイヤだから買替える、ってどんだけ贅沢やねん?
今まで義母のどんぶり勘定でも何とかやってきたようですがフタをあければ通帳にはーの文字。
義父は経済状況を解っていません。
義母もーの現状を敢えて言わないし。
というか、そもそも何故言わないのか不思議。
「お父さんが欲しいって言うんやもん。」では主婦失格でしょう~~?

それにやっぱり義父!

オットに『保証人』になるよう頼むのに義母に私を通じて言わせるその厚かましさったら。

解った、言うとくわ。
とでも言うと思ったんでしょうか?

オットの家は全てがこんな感じです。
なあなあで、筋を通さないというか。
私はその場を誤摩化しました。


少し前 、車検が切れ車を買替えるかどうしようかという話になりました。
義父は数十年の付合いのあるディーラーさんと夏の暑い盛り、打合せを重ねていました。
今乗っている車は長いしブツけまくっているため小さいのにしたい、ということでした。
私たち夫婦は後期高齢の義父が遊び目的であと何年乗るのかという話をしていて
運転のしやすさと金額的なことを考えたら中古の軽自動車が
一番、適してるんだろうなと思っていました。
今や軽自動車は小回りが利いて内部は広い上に、荷物もたくさん乗せられるし
デザインも幅広いと聞いています。何より税金が安い。

が、フタを開けてビックリ。
義父が選んだのは何と普通車。さらに新車で。
確かに1メートルほど短くはなっていますが
年金暮らしの義父が遊びで乗るのに使う車としてはかなり贅沢なものでした。
ディーラーが最初に勧めてきたのは軽自動車でした。
が、義父は頑なに拒んだそうです。

義父曰く、軽自動車はナメられる。  ハー??
それに中古でも欲しいオプションを色々つけたら新車と変わらん値段や、と。
そんなワケあっかい。付けたら付けた分、上乗せじゃい。

車種が決まったというその夜、義母がテレビを見ながらさらっと言いました。

お父さん、車を買うことになったんやけどもちろんローンやねん。
私ら、そんな払える余裕ないし。
それでローン組むことになったんやけどお父さんは高齢やろ?
単独ではローンが下りへんねんて。
仕方無いから保証人のところ、○○(オット)の印鑑押しといてくれる?


ハーーーーーー????????


店員に無礼な義父でありますが、これは昔、
家電量販店に皆で行かへんか?ということになった時の話。
ちなみに私と義父が行動していたのはオットが大喧嘩する前の時代。
あ~、懐かしや。

何を買いにいくのか尋ねると『先日買ったソフトを返品しにいく』らしい。
何故ならセッティングしようとしてもソフトが開かない、
よく見るとパソコンのOSが対応してないことがわかった、だそうな。
義父はそれが大事なことだなんて全く想像も出来なかったようで。
それもパッケージはムゲに開けてしまっていて。あ~あ。

返品出来んのかな~と思いつつ、遠目に見てました。
こういうとき、この家ではすかさず義父と距離を置くのが術のよう。
するとやはりレジとモメてる様子。
一度開けてしまったソフトは返品不可がその店の規則だそうですが、
確認しなかった義父が悪いのに完全に逆ギレてしまっています。
押し問答の挙げ句‥‥、

それならアンタが個人で使いや。こっちは構わんし、もう要らん。
やるわ!!

と、ソフトを店員に突き返しました。

そして義父がエスカレーターを降りようとしたら責任者が慌てて登場。
しばらくしてまたレジにつかつかと歩いていったのち、義父はお金を受け取っていました。

返品してくれんの? 悪いなぁ。


タチ悪ぅ。


オットはガッシリ体型でルックスも強面なので一見、周りの人をビビらせます。
が、実はおだやかで思慮深く、ジェントルなメンズです。
誰に対してもていねいでとても寡黙。
だからこそオットのような人を怒らせると非常にコワイのですが。
そんなオットの親である義父が何であんなんなのか理解に欠けます。

義父は他人に対して横柄です。
特に店員に対しては。
こっちは金払ってる客やぞ、という態度がありありと解ります。
レストランで食事をした際にもウェイトレスを呼びつけ
手の甲でトレーを払い「もう要らん。早よ下げてんか。」とひと言。
当然、ごちそうさまのひと言は無し。
球場で野球観戦をした際も大量のゴミをその場に置きっぱなしにしたので
私がゴミ箱に捨てた方が良いのでは?と言うと
そのために清掃員がいるんやろ、という始末。

今年の正月、義父と初詣に行った義母が私に言いました。

お父さんな、いつものように破魔矢を買おうとしたんやけど
相手が何にも言わんから急に怒りだしてん。
それで「おい、そっちから何か言わんかい!」なんて言うねんで。
私、恥ずかしかったわ。

おいおい。
いくら巫女がそこらの短期バイト言うたかてそれは無いだろ。無礼な。

いつかバチが当たるわ、と思うめじろ子ちゃんなのでした。


全部、皿を並べて置いておく。後はご自由に食べ始めて下さい。
というのがこの家のやり方。
まぁ、干からびた魚は良いとしましょう。
固くなったお肉も仕方無し。
でも以前、私は開いた口が塞がらなかったことがあります。

それは日曜の夕食のこと。
昼間、(くだらねえ)カラオケパーティーでたらふく食べてきた義父は
珍しく自分から軽く麺類が食べたいとオーダー。
冷蔵庫にはたまたま生のうどん玉があったので、それならばとうどんにすることにした様子。
義父が風呂に入っている間に義母はうどんを茹で始めました。
ダシは市販のものが既にグツグツ。

おいおい、まだ風呂から上がってねぇぞ。
玉を茹でるには早すぎねえか?

そして義母はダシを入れた丼に茹でたうどん玉をポチャン!
丼をお台にポン。

尋ねてみました。「ちょっと早過ぎない?」

それもそうやな。

と義母は丼を取りにいき、また元の鍋にジャバーーー。
そして10分後、義父が一番風呂から上がったのを見計らって
先ほど戻した鍋を火にかけて煮詰め直し、また丼に。

ヌッッッッッ?

でも義父はポツポツと短く切れたうどんを何も言わずツルツル平らげ
すぐそのまま横になって居眠りをしてしまったとさ。


私が嫁いできた時から疑問に思うことがこの家にはたくさんあります。
食事どき、義父が席に着くまでに義父の分だけ既に皿が並べられていることはその一つ。
義父は座ったら何も言わずに一人、食べ始めてしまいます。
(義父はおはよう、いただきます、ありがとう他基本的礼儀の言葉を全く言わん人。)
義母は義父が食べ始めてから自分の分を盛りつけて食べるんですが。

魚がほとんど毎日食卓に出るのですが、義母の食事の準備は魚を焼くことからスタート。
食べる1時間以上前に焼いた魚の乗った皿をカウンターに置いておくので
表面は干からび、当然食べる頃にはすっかり冷め切っています。
オットの家は昔から魚屋で魚を仕入れているのでかなりいい食材を使っています。
海町の親戚から送られてきた干物も同様なので非常に安っぽい味わいに。

私のためにも焼いといてくれるのですが、義父母との食事時間は大幅にずれているので
干物が本当に干した状態でカラカラ。
スーパーのセール品でもまだ美味しく食べられるかも‥‥。
私の実家では温かいモノを温かいうちに、というのがポリシー。
メインが湯気を立ててる間に皆で「いただきま~す!」。
そして母がすぐにほかほかのご飯とあつあつの味噌汁を持ってきてくれます。

「何故、先に焼いてしまうのか。」

姑を心から憎んでいる女友達に尋ねたことがあります。
実は彼女もご主人の実家へ行った時、ご飯と汁物を席に着いてから出すと
姑は「あなたは段取りが悪いわね。全部並べてから○○(息子)を呼ばないと!」と呆れ顔。
彼女も私と同じ考えだったのでこの時は驚愕したそうです。
段取りが悪い、とは何事か!
話に聞くと日頃からかなりワガママで意地の悪い姑で現在遠距離だからまだしも
この先もし同居になったら離婚は必至とご主人に宣戦布告しました。

結局、美味しさよりも勢揃いが優先順位、ということなんでしょうか。


オットが育った家庭で鍋は御法度。
特にすき焼き。
何故、しないのか?
するにはするのですが完全にグループ別です。

何故なら義父が鍋の中をこねくり回すからです。

基本。すき焼きというのは自分が育てている(?)肉を完全に自分の管理下において
それぞれが 赤茶の微妙なバランスで卵に浸ける瞬間を逃さぬよう静かに待つものです。

ところがオットの家では‥‥
義父が全体をぐちゃぐちゃかき回してしまうのです。

それも絶えず箸が伸びてきてグルグルグルグル。
どうやら全部が真っ茶に染まり切らないとイヤな性分らしい。
おまけに舐め箸。
いくら家族間といえど他人の箸が頻繁に触れるのはあまり気持ちの良いものじゃないのでは?

そして毎回、喧嘩が勃発するのです。

あんまりかき混ぜんなや!

出汁がからんでないぞ。

ちょっとお父さん、自分のところだけ箸付けるようにしたら?

そっちの方、まばらになってるぞ。

とまぁ、こんな具合に平行線です。
私も結婚当初、あまりにぐちゃぐちゃ触り倒すので見かねて
「ここらへんは私が食べるから触らんといて。」と言ったにも関わらず
真っ茶にされて不愉快に思ったことがあります。
確かあれを境にすき焼きを食べなくなったかもしれません。
さすがに私が喧嘩をふっかけることは無いですがオットはしかめっ面。
そういや祖母が生きていた頃から毎度喧嘩になっていたらしく。

じゃあ何故やるのか解らないんですが、たまに義父は囲みたいらしいです。
今となっては私たちは一緒に食事すらしないので解りませんが。
盆と正月に遊びにくる義兄一家も数年前から義母がすき焼きを用意しても
急いでるから帰る、と言って義父と食べなくなりました。

やっぱり距離を置かれてるな、義父よ。


オットの父上様を悪く言うのは何ですが‥‥。

義父は食べ方が汚いです。


食べてる最中に喉が詰まりティッシュで吐き出したり、

余計なおしゃべりを止めたら良いんだが。

魚の骨を出す度にいちいち、台拭きで指をねじり拭いたり、

箸でさらっと取りゃ良いのに。要するに食べ方がヘタなんだが。
義父専用的な布巾がいつも傍らに置いてあるが、洗わないので真っ黒。


左手は皿に添えず必ず膝に置いたまま顔を近づけてかっ込むし、

後ろから見てると犬みたいに見えるんだが。

誘い箸はするし、もちろん「いただきます。」「ごちそうさま」も言わない。

親には言われなかったんだろうか。


気になったらホントに気になる。

おまけに食べるとニチャニチャ音がする。
そして合間にゲップ。
使い終わった爪楊枝はテーブルに何本も置いたまま。
食べ終わったら半時間はチッ、チッ、チッ、と音をたてている。

食事のマナーが悪い人と食事は出来ないな。
世のお父さんたちってこんなんなんだろうか。
義母は気にならないんだろか。
もう慣れっこになってるのも大いにありうるぞ。

オットは昔から義父と食事を取ろうとしないから
言っても直らないのがもう解ってるのかもしれない。
『距離を置く』のが義父と暮らす技術でもある。