人生を変える 社長の料理 3 | 社長力検定「後継者育成塾」

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 料理と仕事も「段取り」で8割方決まる。料理は、何種類もの

品を揃えて、絶好のタイミングで食卓に出せば、おいしさも増す。

毎日の料理は、段取り力をトレーニングする機会になる。

鍛えた結果は、仕事に敏感に反映される。調理メーカーが料理

イベントを行ったところ、「飾り寿司」を最も早く仕上げたのは、

エンジニアたちだったという。当該レシピは、設計図なので

彼らにとって指定料理を仕上げることなど朝飯前だったろう。

 

  ビジネス成功の条件は3つある。「目標設定」、「感受性」、

「ポジティブ発想力」だ。3条件は、料理を通して身に

つけることができる。

 

 ゴールを設定するのが「目標設定力」だ。料理も、

毎度必ず目標設定をする。どの食材を使って、何時までに、

何人分作るかを決めないと料理が決まらない。料理は毎回

がミニプロジェクトだとも言える。誰かに食べさせると

決めれば、よりシビアな感覚で取り組むことができる。

 

 生身の人間と合理的に仕事を進める上で必要になるのは

「感受性」である。料理は五感を使い、感覚を研ぎ澄ま

せていく作業なので、感受性も高まる。「メンズキッチン」

に通うある管理職の男性は、隣の人の作業の様子や、

必要としている道具がわかるようになったという。

 

 仕事の失敗にめげず、工夫によってカバーするためには

「柔軟性」が大切だ。料理では、予期せぬことがよく起こる。

たとえば手順や味付けを間違えるのは日常茶飯事だ。

しかし、失敗と見えることからも、工夫次第で自分だけの

オリジナルをつくることができる。このプロセスを経験

していくうちに、ある研究職の几帳面な男性は、

少し予定が狂ってもパニックに陥ることがなくなったそうだ。

仕事において、前向きに挑戦していく「ポジティブ力」は

常に大事だ。料理ではまさに、このポジティブ力を培える。

新しいレシピを試してみるのも挑戦、レストランの料理から

ヒントを得て、次の料理に活かすことも前向きな挑戦だ。