2回 完全現場主義
ディズニーでは「S・C・S・E」(Safety 安全 Courtesy礼儀正しさ
Show ショー Efficientcy 効率)というキーワードがある。
(①)、役員も例外なく「S・C・S・E」の対象内であり、パーク
運営の中では同じ基準で考え、行動する。
目的とする「働く者の(②)を引き出す」とは、働くものに共感を
与えることである。共感したものが目的に近づくと、共鳴を始める。
すべてゲストの期待を超える。会社のためではなく、自分自身の
ために(②)を出して仕事に取り組んでいるのである。
ゲストをハッピネスにする目的のためにディズニーキャストは働く。
(ディズニーは、基本的に(③)説、誰でも素晴らしい笑顔を持っている)
(ディズニーの導入教育)では、(④)の力、効用、必要性を強調し、
(④)への気付きを与えるようにしている。OJTではその人が持っている
(④)を心の中から引き出し、引っ込み思案な(④)を前向きな(④)に変え
るように導いていく。キャストに対し、日常の中で縛り付けられている
自分を解き放ち、ディズニーの世界でその輝きを取り戻してくださいと
リードする。
テーマパークで観客を迎える人は、そこで展開する(⑤)を演じる。
配役された人という意味でキャストと呼ばれる。テーマパークでは、
ゲストこそが物語の主人公であるという位置づけである。ゲストが
主人公であり、キャストは助演者である。パークは巨大なステージだ。
キャラクターとゲストとキャストは皆物語の中に存在する。ディズニー
らしい(④)をすることでステージを上げ、さらに(②)を出して働いて
もらうことができる。
ディズニーは、独自の(②)の(⑥)」を創り出している。まず、
コスチュームである。一番大きな感化を受けているのは、(⑦)である。
コスチュームに着替えるとスイッチがパチンと切り替わる。そういうプロ意識
をキャストに自然と植え付けている。固有のオリジナルパーツは、コスチューム
だけではなく、キャストが胸につけるネームタグ、ワードロープやロッカー等。
自分も(⑧)の王国の住人だという意識がしっかりと根つく。バックヤードの
掲示板もディズニー流コミュニケーションで統一されている。
ディズニーの教育は、社内の(⑨)づくりから始まる。グッドショーと
言われるのは、ディズニー精神に合致したにふさわしい言動や環境の
ことをいう。バッドショーと言われるのは、その逆の事柄を指す。
教育においてオンステージもバックステージもない。ディズニーは、
清潔で人と人は親切でフレンドリーでなければならないからだ。
キャストは、たいへんすぐれた、フォロワーシップを持っている。最も重視することは、
ゲストの思いや期待であることが徹底されている。フォロワーシップは、
現場に判断を委ねていないと成立しない。フォロワーシップは、
自分自身の判断に(⑩)を持つことが仲間をフォローするという
気持ちに発展する。
(解答) ①社長 ②やる気 ③性善 ④笑顔 ⑤物語
⑥雰囲気 ⑦キャスト ⑧夢と魔法 ⑨環境 ⑩責任