11.
最近、「将来の夢は?」と聞かれると「プロ野球選手」
と答える子が少なくなって「公務員」
と答える子が増えてきたと言います。何も公務員が
悪いと言っている訳ではありません。
親が、毎日の生活に追われ、クタビれた顔をしてい
れば、子供は夢を持ちようがありません。無理に「夢」
を見させる必要はありませんが、将来楽しいことが
待っているという意識が無ければ、勉強を始めとす
る学校生活に前向きに取り組むことは不可能です。
もし、夢がイメージできないような子供には、「どの
ような大人になりたいの」という質問をしてください。
大人になれば、世の中に出て活躍できるというイ
メージを是非植え付けたいですね。
中には、大人から見て欲張りな子供がいて「プロ
野球選手と先生」などと答えるような子がいます。
二つは無理だとにべもなく、否定してはいけま
せん。野球に励んでいくうちに自身の力を知り、
プロ野球の選手を諦めててもいいのです。もう
一つの教員の道を目指せばいのです。
そして、高校野球の監督という教員生活を手
にするように目標を柔軟に転換していけば、目標
を持ち続ける人間になれます。真っ向否定からは、
「挫折」以外の道は見つからなくなります。