安倍首相・世界歴訪 | 社長力検定「後継者育成塾」

社長力検定「後継者育成塾」

今、詳細がはっきりしている28万社中約18万社が後継者不在

と回答(帝国データバンク)しています。

後継者が欲しい企業は、先ず当ブログに登録してください。





大いに読書に励み、郷土を愛し、

世界へ羽ばたこう!

(2014年7月29日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

世界を飛び回る安倍晋三首相〔AFPBB News〕

もし印刷した1万円札の枚数や迂回した憲法の条文の数では
なく訪問した国の数で評価されることになったら、安倍晋三首
相は大変な成績を収めることになるだろう。何しろ、25日にメキ
シコから始まった中南米諸国歴訪の旅を終えれば、1年半ちょっ
とで47カ国を訪れたことになるのだから。

 首相が外国を訪問する時に国会に事実上許可を請わねば
ならない日本の基準はもとより、恐らくどの国の指導者の基準
に照らしてみても、安倍氏は外国を頻繁に訪れていると見な
されるだろう。

 ちなみに、安倍首相の2人の前任者は計2年半の在任中に
18カ国しか訪問できなかった。外国訪問に長けている中国の
習近平国家主席でさえ、まだ23カ国にとどまっている。

 日本の首相としては10年ぶりとなる中南米歴訪の前に
安倍氏はアジア諸国を何度か訪れている。任期の1年目
には東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国をすべて
回るという離れ業をやってのけた。中国の影響力がじわじ
わと感じられるようになっており、常に歴史が重くのしかか
るアジアでは、日本政府と中国政府がビジネスの機会だけ
でなく人々の心を巡っても暗黙のバトルを繰り広げている。

 日本はインドネシアやタイ(両国にとって日本は大口の投
資家である)をはじめとする東南アジアの国々と関係を強化
したり、中国の台頭に神経質になっているほかの国々(インド、
フィリピン、ベトナム、さらには、かつてはしっかり中国陣営に
入っていたミャンマーなど)を味方に付けようとしたりしており、
概して言えば、そうした取り組みは一般に理解されている以上
の成功を収めている。<JB PRES>