coast note -73ページ目

よろしく哀愁

ここ最近、何をしても面白くない。




面白くないというよりは、何をしても集中できていない。




原因は、ある事への自分の覚悟。







ここの腹が決まりきっていない事が一番の原因に思える。










思い返せば、人の気持ちなんか一切考えなかった10代と20代前半。




敵が増えることを何とも思わなかった。それどころか、味方がいることを有難くも思わなかった。




もちろん、多くの人を傷つけた。




騙し、裏切るような事だけはしなかったが、沢山の人の心を蔑ろにしてきた。




もちろん家族のことさえも。




闇雲に自分の命を削るような事もしてきた。




暗色の色同士が複雑に混ざり合うように。







それが、後の自分の生命に重く圧し掛かる事なんか考えずに。







それに気づいた22歳の春。




本気で命を絶とうと思い、悩み、苦しんだ結果全てを投げ捨てた。










結局僕は弱かった。










そんな時、ある人との出会いをきっかけに自分を変えようと覚悟を決めた。




多くの人が自分の元を去って行ったが、そんな苦しみや寂しさは覚悟の上だった。







過去にやった事は変える事はできない。時間が経てば・・・と人はよく言うが、そんなものは慰めにしかならない。




その時間は、せいぜい自分を正当化する都合のいい理由を探す程度のもの。










マジョリティからマイノリティへの転換







手に入れた挑戦権










それから約6年間。




がむしゃらに自分の人生に戦いを挑んできた。




本当にがむしゃらに。




息が切れても、這ってでも走り続けてきた。




徹底的に自分に矢印を向け、自分が知らない世界に飛び込み続けてきた。

何にしてもそう。

自分が考え得る世界、その中でどんなに悩み行動していたとしても、それ以上の自分にはなれない。

その向こう側に挑み続けなければ自分を変えるという難業は達成できない。




ただ飛び込み続けてきた。




何に対しても、どんなに多忙でも、悩むより前に「やらせていただきます」との思いで受けてきた。

悩むのはその後でいい。




何に対してもそうである。悩むのは、身を置く前より身を置いた後でいい。




身を置く前から悩んで決断をしていたらいけない。その思いが自分を突き動かす。




信念を持って今日までやって来た自負はある。







1.5あった視力が、わずか1ヶ月で0.1に落ちた。




頭の十円ハゲや、血便、血尿もしょっちゅう。




10ヶ月下痢が続いたこともあった。







物事の捉え方の尺度が変わった自分からすればそんな事は苦ではない。




本当に恐れるべきは、弱い自分に負けること。




誤魔化すこと。傍観すること。







数々の偉人達の歴史を紐解き、生きるヒントを得てきた。




そしてやっと心というものが少し分かった気がする。




でも何をしても過去を消し去る事はできない。







後悔という一生背負い続ける肩の荷。

背負い過ぎだと言われても降ろすつもりはない。










今は有難くもこんな自分を支えくれ、支えさせてもらえる仲間達が沢山出来た。




離れていった人間の何十人かも戻ってきてくれた。







家族に対してもそう、戻ってきてくれた。







今度は自分が皆を全力で支える番。







だからこその覚悟。




後輩も、先輩も、少なからず自分の周りにいる人達は、漏れなく挑戦者だと思っている。




こんな自分を見本にしてくれてる人達もいる。







自分が経験してきた事であれば教えることはできる。




ただ教えることはできても、そういう人達同様に、自分も限界に挑んでいなければ、その心までは分かりえない。




そして挑んだ末にキッチリと結果とプロセスで見本を示していく。







肝心なのは心。







要領ややり方なんかは誰でも教えられる。




でもその挑む人達の心を分かっていくには、自分も何かに挑まなければならない。




そうでなければ通り一遍になってしまう。




人との信頼を築いていく上で、人と共に生きていく上で自分で決めた自分の仁義。




それが、「環境や内容は違えど同じトコに身を置く」ということ。







そして今、目の前にそびえ立つ遥か高い壁。




周りの家族や仲間達、大事な人達の事を思うと逃げてはいけないことは分かってる。




でも本当に全生命で挑めるのか?




結果を出す事は出来るのか?







もちろんその壁に挑みますか?との問いに「NO」の答えを出すつもりはない。




覚悟を決めるのみ。










先日、静かな水面に立ち、釣りをしながらそんな事を考えていた。




今年一番と言われたこの日の満月は、そんな僕の心をあざ笑うかのように淡く光っていた。