「ボクシングワールド」休刊 | 元漫画屋日記

「ボクシングワールド」休刊

漫画屋日記-ボクシングワールド 鼻水が止まんねェ~…薬、薬…(なんだか、「メガネ、メガネ…」みたい…)。

2つあるボクシング専門誌のうちの一つ「ボクシングワールド」が今月号で休刊だそうです。というわけで飯食いがてら本屋で記念に買ってきました…ラッキーにも1冊ありました。

ボクシングワールド…でも自分にとってはワーボク、「ワールドボクシング」の印象のほうが強い。一度休刊になってスポンサーを変えて復刊したんです。その時に名称も変わった。

もう一つの「ボクシングマガジン」よりワーボクのほうが好きだった。ボクマガは写真とかのクォリティは高いのですが、何か堅い文面でいまいち血が通った生々しさに欠けるんですよね。その点、ワーボクは今ひとつダサいんですけど、泥臭さというかボクシングに対する記事の距離感が近い感じがして、こちらのほうが肌に馴染みよかった。

ジョーさん(ジョー小泉氏)の連載とかも好きだったし(あれって単行本にならないのかなァ。すごい価値あると思うんだけど。)、浜田さんとかあとセレス小林のトレーナーだった三浦会長の連載とか(これも本になったら、絶対欲しいんだけど)読み応えのある記事が多かった。

…と、いいつつも全然読まなくなっていたんだよね。高いんだもん(900円近くする。)。それに過半である肝心の試合記事のほうは情報的に遅かったり、お粗末な内容も多くてそこら辺は魅力に欠けた。何より今はネットがあるからなぁ…。

WEBで過去記事も読めて、月100~200円とか取る会員制のサイトとかやったら払うかも。ボクシングSNSサイトサービスとか含めてポータルサイトを立ち上げるとかしてやっていけないかな。帝拳ルート頼って、試合の動画とか見られるようにしてさ(ネット上のPVみたいのやっても)。とにかく記事だけじゃ無理だと思うから、色々付加価値つけてさ。試合のチケットの販売とかも出来れば便利。ピンポイントな顧客が集められるし、広告場所としての価値も上げられると思う。絶対客数が少なすぎるかなァ…。

確かワーボクだったと思うんだよな。オスカー・ラリオスと激闘を重ねた仲里繁が新人の頃(西日本新人王とか取ったのかな?)を取り上げた記事があって、あまり熱心でなかった頃の描写があって、その後その仲里が世界戦に辿りついて、ベルトこそ取れなかった物の、いずれも記憶に残るような激闘を見せてくれるような選手になったのが、当時凄く衝撃的だった(俺の中だけで)。あと年末付録のカレンダーがお気に入りだった(便所のカレンダーとして使っていた。ボクワーになってから、最初の年度はペライのがあったけど、その後はなくなってしまったみたいだった。)。

ワーボクはなんというか、汗の匂いというかボクサー達の血の滲みとかが紙に染みついているような、そんな雑誌でした。

ボクシングワールド 2009年 06月号 [雑誌]
ボクシングワールド 2009年 06月号 [雑誌]
ベストセラーズ 2009-05-15
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