旅の記録11・今回の目的ともいえるもの
やべっ!!寝過ごした!!
…時計見てないのにそう思うことないですかね?
カンボジアの朝はそれだった。
外は真っ暗。あぁ…。とりあえずセーフか。。しかし、時計を見ると04:51。あと9分でラッタが迎えに来る。とりあえず貴重品だけ持って行こう。朝日を見逃すことは避けなければならん。
外へ出た瞬間、一面の闇。何も見えない。何も聞こえない。たぶん、夜は虫が寄ってこないように電気を消してるんだな。もしかしたら、電気代の節約か。
カギを挿す場所が分からない。しかもシリンダーを何周もしないとロックされない。やっとこさカギをかけ、ケータイのあかりを頼りに1Fへ駆け降りた。
ラッタは先に来ていた。
グッモーニン♪
陽気な奴だ。僕も挨拶を返し、アンコール・ワットへ向かう。
またラッタは言った。ユー アー ラキィ!!
そう。今日も、晴れた。今はいわゆる雨季なのだが、僕はついてた。
アンコール・ワットに着く。また何かを売りに来る人がいる。しかし、わき目もふらず、西参道へ。アンコール・ワットから西に伸びる道が正面。つまり、太陽は遺跡の向こうから昇ってくる。
空は、うっすらと明るさを帯びてきていた。昨日、プノン・バケンから夕日として観た太陽が、今日は朝日として顔を出そうとしている。
これがアンコール・ワットかぁ…。来てみたかった。
よし、写真を撮ろう。ベスポジはどこだろう。
ちょこちょこ写真を撮りながら、それを探した。まだ暗いので、三脚がないと撮れない。
やがて、人が集まる池の前にたどり着く。人がいるところには、訳がある。僕も、そこに向かった。
池があって、遺跡が映っている。やがて空が赤くなり、キラキラに輝く光が顔を出す。
あぁ…きれいだなぁ。。
こういう時、ひとり旅は少々寂しい。一緒に喜びを分かち合いたい時もある。
しかし、美しい。僕はひたすらにシャッターを切った。よかった。目的は達せられた。
やがて太陽は、いつもの色になり、アンコール・ワットを照らした。
そのまま遺跡を見て回り、ラッタの元へ戻った。
さぁ、ホテルをチェックアウトしないとな。
アンコール・ワットの朝日の余韻にひたり、シェムリアップ中心部へ戻ることにした。
