この前、ニュースサイトで、生粋の大阪弁を使っている人の動画が流れて「はは、この人めっちゃ関西弁~」と私が言ったら、長女が「え、なんで分かるの?」と。
主人とは関西弁で話すことがあるので気付かなかったのですが、そういえば、娘に対して使ったことはあまりなかったかも。そうすると、使えないだけじゃなくて、聞き分けられないんですね。(私が、英語の方言を聞き分けられないのと同じか…!)
言語ってなんでもそうですが、言葉のキャッチボールなので、双方がそのプラットフォームに立たないと会話として成立しないもの。例えば、関西弁は独特のイントネーションに注目されがちですが、話し手にとってはテンポの方が大切で、ぽんぽんぽんっと話者が入れ替わらないと、私も関西弁にはならないんです。
そう考えると、香港は、香港英語はもとより、シンガポール英語、インド英語からフランス英語までいろんな英語が聞こえてくる都市なので、各国イントネーションの見本には事欠きませんが、それと自分たちが話す英語がシンクロするかというとそうでもない。
ただ、香港英語のプラットフォームを考えたときには、私みたいにたどたどと話している人にも、「理解してあげよう」と構える本質的な優しさに真っ先に思い当たりますし、その環境で育った娘たちも、どれだけ英語で苦労しなくなっても、そういう姿勢を大事にできているような気がします。それってとっても素敵なことですね!
関西弁こそできないものの、娘たちも、いつの間にかこてこての香港英語も話せるようになりました(一番の仲良しが香港人なので、やっぱりそのおかげかな?)。最初聞いた時はいきなりどうした!となりましたが、方言がわかって私は得したことしかないので、流暢な英語という以上に、ここで育ったアイデンティティのひとつとして彼女たちの人生を彩ってくれそうで嬉しいです♪
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