今回ローマに行くことになって、改めて読み返した本をご紹介します
どちらも元々好きで繰り返し読んだ本だったので、実際に訪れてみて本の世界がぐんと息づいたような感覚を得て、さらに感動しました
塩野七生さんのこちらは、イタリア三部作の歴史絵巻風小説です。
ボルゲーゼ美術館に行きたくなった理由の一つでもあります(ラファエロの書いた肖像画が物語のモチーフになっています)。
話そのものが非常に小説として面白いのですが、史跡や建物は完ぺきに事実に基づいているので、実際に歩いてみるとまるで時間を旅する旅行案内書のような一冊になりました
- 黄金のローマ―法王庁殺人事件 (朝日文芸文庫)/朝日新聞社
- ¥630
- Amazon.co.jp
こちらの澁澤龍彦氏の本は、世界の裸婦画/像の中からこれぞ!というものを選んでいる本で、豊富な知識を非常に軽快な語り口調にかえたところにこそ、この本のおもしろさがあります。
美術の背景知識がなくても、どきどきするような裸婦に囲まれる体験を味わえますよ
この表紙の貴婦人他数点がボルゲーゼ美術館にあります
- 裸婦の中の裸婦 (河出文庫)/河出書房新社
- ¥819
- Amazon.co.jp
