
一度行ってすぐ大好きになったポーラ美術館で、「赤ん坊のお祝い! 」の
アンリ・ルソー展を開催中とあってまた行きたいと思っていたんです。
ポーラ美術館
あまりに素晴らしくて、絵の前を動けなかったほどでした。
このチケットの絵の実物は、夢見るような色彩で
空気の温度や光のつぶ、静かな川面に見惚れました。
色彩の魔術師の称号は個人的には、シャガールではなく彼に渡してもいいと思うくらい。
もうひとつ、入り口にあった、桜いろの雲の浮かぶ風景画も
勝るとも劣らない色合いで、絵葉書がなかったのが残念。
はがきで出しようもない色だったけれど・・
そして、今回の企画点では
アンリ・ルソーの影響を受けた人の絵も扱っていて、
同じモチーフでも感じ方が違うのが見られるのも楽しかったポイント

こちらはゴーギャンと対比されたルソーのエヴァの絵。
一度もフランスを出なかったという彼の絵は、南国の熱を伝えることは
ないけれど、その神秘性、植物の息遣いが感じられると思いませんか?
それに、こののっぺりしたタッチと相容れそうもない奥行きの深さ!
また、岡鹿之助は今回初めて知った画家なのですが、
水の波紋にも木々のタッチにもルソーの影響が見られるのに
空気感が日本的で静かに落ち着きます。
他にも、ピカソ、レオナール・フジタなども展示されています

3月まで開催しているとのことなので、もう一度行きたいな・・

あっという間に、箱根旅行は終了。
でも、たっぷり美しいものを見て、静かなところで癒されて
体にまたエネルギーが湧くような週末でした。
近場旅行、ちょっと開拓してみようかな
