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北野武 監督・脚本・主演の戦国スペクタクル映画。

 

信長に謀反を起こした荒木村重。

信長は家臣一同に自身の跡目相続を餌に村重の捜索命令を下す。

村重と恋仲にあった光秀は村重を匿っていた。

一方で秀吉は元忍の曽呂利を雇い村重を探すよう指示する。

秀吉はこの騒動に乗じて信長と光秀を陥れ、自ら天下を獲ろうと狙っていた・・・。

 

監督・脚本:北野武 

出演:ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮

浅野忠信、大森南朋、中村獅童

2023年製作作品

 

お薦め度 65点

 

「本能寺の変」前後を独特の視点で描く戦国ドラマ。

 

見飽きたエピソードを大胆にアレンジして見せる。

そんな監督の意欲が伝わる描写が節々にあります。

 

登場人物は歴史上の英雄たちばかり、

どんな作品でも勇ましく知性的に扱われて来た。

特に信長は劇中では下衆で横暴の極みとして描かれています。

 

他にはやり過ぎ感はあるものの、

実際にバイセクシャルの武将も多かったらしいので、

劇中ではそういう描写が笑いの要素としてあったりします。

 

あまり合戦シーンの記憶がないので少なく、

どちらかと言うと私利私欲にまみれた泥臭い群像劇で、

戦国版「アウトレイジ」と言ってもいい印象の作品でした。