

言わずと知れたスタローンのヒットシリーズ第4弾。
20年のブランク、既にシリーズ自体が過去の産物となっていた為に
大ヒットとは言えない結果ではあった。
前作まで回を重ねるごとに超人的な活躍ぶりを描く様になっていたが、
本作では世捨て人的な雰囲気を醸し出し原点に帰っている。
原題は”JHON RAMBO ”。
ロッキーと同じく、スタローンがケジメを付けるべく最終章として製作した作品だ。
因みにロッキーは”ROCKY BALBOA ”、この安易さは気に入らなかった。
今回は「エクステンテッド・カット版」。
劇場と合わせて最近の映画の中じゃ、何回も観ている方の作品。
”血湧き肉躍る”展開が堪らなく好きだからだ。
”血湧き肉躍る”、
この映画にはこの言葉が本当にしっくり来る。
前3作も趣としてはバイオレンス・アクションではあったけど、
本作は郡を抜く描写の連続だ。
無防備な少数民族の村人達を圧倒的な武力で襲う政府軍の容赦ない残虐行為。
砲弾で粉砕される人体、炎に投げ込まれる幼児、後でやられても何の情も起こらない様に
徹底的に悪として描かれる。
クライマックスは銃弾と肉弾が飛び交う地獄絵図。
50口径重機関銃で至近距離から連射され吹っ飛ばされる敵の兵士、M82バレットでの顔面破壊。
ここまでやらないといけなかったのかと思うくらい。
そして、この映画かなり短い。
全長91分、内テロップが7~8分もある。
オープニングを差っ引くと実質80分程度しかない。
この「エクステンテッド版」は主に公開時にカットされたドラマ部分を追加、
一部の残酷シーンをカットしたバージョン。
それでも99分だけど。
んで、観終わった感想ですが「エクステンテッドカット版」、
いらねえ。
気付いた追加変更部分。
1. ボランティア団の女との会話部が増えている。
-何度も交渉している様に見えてテンポが落ちる。
2. 瞬殺で海賊を撃退した行為をボランティア団のリーダーに指摘され、
女からも残念なムードの態度を取られて、残虐な行為を後悔、
過去の嫌な思い出とオーバーラップしてトランス状態の様な演出が入る。
-戦争後遺症、1作目の傷つき疲れ血の匂いを拭えない主人公を強調する為の演出だろうが不要。
3. 政府軍に襲撃されて脚が吹っ飛んだボランテイア団の一員が豚の餌にされるシーン。
ちぎれた脚をつつかれる所はあるがカットが違う。
-別に・・・。
以上、エクスペンダブルズでも思った「エクステンテッドカット版」が
いらねえと分かってるけど買ってしまう話でした。
結局は女の言う事は聞いてしまうランボー。
男の中の男だ。
