サラリーマン時代、周りは同僚と昼食に行く事が多かった。女性社員は会社の一角に集まって食べていたし、男性社員も週に2,3度は誰かと食事に行くらしい。
私が人と食事に行くことは、月に1回もなかった。単純に嫌だったから。辞めたいという気持ち以外にない会社の同僚と一緒に食事をして、何が楽しいのか分からなかった。
幸いなことに、私の所属している部署は人間関係がギスギスしていたので、食事に誘われることはほとんどなかった。その希薄な人間関係の裏には、やりたい放題にパワハラをしている上司がいたので、1人で昼休みを過ごせるメリット以上の被害が存在していたが・・・
昼休みの時間になってすぐに出ていけば他の部署と鉢合わせになる可能性が高いので、10分ほど置いてから素早く出ていき、誰かを見かけても気づいていないふりをして会社から離れていくのが日課だった。
給料が安かったので、食事は立ち食いそばとか、マクドナルドとか、安い定食屋が中心だった。食事は短時間で済むので、余った時間は本屋に行ってひたすら立ち読み。考えてみると、会社のある日は毎日20分以上は立ち読みしていた。
この時に読んだ本の中には、その後の独立に役立ったものもある。近くに本屋があったのは幸いだ。それがなければ、汚い定食屋や立ち食いそば屋で居心地の悪さを感じながら、ムダに時間を潰すしかなかったのだから。