“金銭授受疑惑”で揺れる福岡県議会 自民会長が政治資金パーティー開催 震度7熊本地震発生も予定通り【福岡発】
熊本地震発生も政治資金パーティー
自民党福岡県議団への批判が内部からも高まり、世論の疑惑も深まる中、7月28日、北九州市のJR小倉駅前にあるリーガロイヤルホテルで、松尾統章自民党県議団会長が政治資金パーティーを開催した。
パーティー券には『ビアパーティ』と書かれ、会費は食事付きで1万5千円と記されている。この日は、パーティーが始まる1時間ほど前、熊本で震度7の地震が発生し、福岡県内でも大きな揺れが観測されたが、政治資金パーティーが中止になることはなかった。
松尾会長の政治資金パーティーは、毎年、夏場に開かれていて数百人が参加しているというが、今回は、自民党県議団に批判が集まる中での開催に加え、隣県での大地震発生直後という緊急事態でもあり、「県議団の会長として中止にすべきだった」「お笑い芸人が余興として出演する必要があったのか」などといった声が県連内部からも多く上がっていたという。
松尾会長は、このタイミングでなぜ、政治資金パーティー開催に踏み切ったのか?熊本県内で地震関連による死傷者の数が増え、猛暑の中、復旧作業が続けられている今、この判断が更なる火種となり、自民党福岡県議団全体への逆風が強まる恐れもありそうだ。
なお、松尾会長は、自らのSNSで、今回、政治資金パーティーを開催した経緯について説明している。以下、松尾会長のSNSより。
このたびの熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。また、自由民主党福岡県議団会長として、福岡県議会の一連の問題により県民の皆様に大きなご心配と不信を招いたことを大変重く受け止めています。
私の県政報告会(ビアパーティー)の開催について、多くのご意見をいただいております。今回、開催するかどうか最後まで悩んだ理由は、福岡県議会を取り巻く一連の報道が続く中、このタイミングで開催すべきかという点でした。延期も含めて検討し、後援会役員をはじめ支えてくださる皆様から様々なご意見を伺いました。それらも踏まえ、最終的には私自身が、県民の皆様や支えてくださる皆様に対し、自分の言葉で説明責任を果たすことが何より大切だと判断し、予定どおり開催することを決断しました。なお、当日は受付開始前に熊本で震度7の地震が発生しました。私も速報で震度7という情報は確認しましたが、その時点では被害の全体像は把握できておらず、会場にはスタッフや参加者の皆様も既に集まり始めていました。会の冒頭では、熊本地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げました。今回の判断について様々なご意見があることは真摯に受け止めています。
私はこれからも、自由民主党福岡県議団会長として、そして福岡県議会議員として、県民の皆様の信頼回復に向け、説明責任を果たしながら、一つ一つの課題に誠実に取り組んでまいります。また、県政報告会でお話しした内容につきましても、この場で順次お伝えしてまいります。