リラクゼーションサロン集客コンサルタントの岡田です。
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
どのような手技、コンセプトのサロンでも、今から繁盛化させていくことは十分に可能です。
その理由と具体的な方法をお話ししていくので、集客や売上に悩んでいる店長や経営者の方は、ぜひお読みください。
リラクゼーションサロンは繁盛化させるのは難しい?
大型ショッピングセンターや商業施設には、必ずと言っていいほど、リラクゼーションサロンがあります。
そのため、
「リラクゼーションサロンは簡単に繁盛させられそうだ」
と思い込み開業する人も多いのですが、集客できず売上も伸びないといったケースはとても多いです。
雇われ店長さんでも、売上が伸びず、半年程度で店長を降格させられるなんてことも決して珍しくありません。
最近は、安価をウリにしているサロンも多いため、集客は出来ているけど、たいした売上になっていないというリラクゼーションサロンも増えています。
ですが、リラクゼーションサロンは、繁盛させやすい商売の1つです。
というのも、集客から売上作りまでの流れがシンプルなため、
「正しい集客をすれば、確実に結果が出る」
という、非常に簡単な仕組みの商売なのです。
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
どんな手技やコンセプトのリラクゼーションサロンでも繁盛化できる
リラクゼーションサロンは、施術時間を提供するサービスです。
当然ながら、セラピストの人数や営業時間によって、提供できる時間はおのずと限られます。
実際には、1日に1人のセラピストが担当できるのは、フル出勤でも8時間程度と言うことになります。
60分コースのお客様ばかりと仮定すると、1日に8人のお客様にしかサービスを提供することが出来ません。
実際には、次のお客様とのインターバルがあるので、6~7人位ですよね。
その程度の少ない人数を集客できれば、十分に安定した売上を継続できる繁盛サロンになるのです。
簡単ですよね。
そのため、「少し珍しい手技」であっても「変わったコンセプト」であっても、反対に、「ありきたりの手技」「一般的なコンセプト」のサロンであっても、正しい集客を行えば、十分にお客様を集めることが出来ます。
要するに、どのようなタイプのリラクゼーションサロンでも、今から繁盛化させることは可能だということです。
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
安売りはしなくてOK
リラクゼーションサロンは、安売りを考える必要はありません。
戦略的な割引を行うことはあっても、通常の施術料金を格安設定にすることは基本的に避けるべきです。
主な理由としては、2つあります。
1:薄利多売が難しい
薄利多売というのは、価格が安いぶん沢山の数を販売して売上を作るということです。
例えば、物販の場合、100円の商品を1個売ることも10個売ることも、労力はそれほど変わりません。
少なくとも、10倍大変になるなんてことは考えにくいです。
そのため、100個でも1000個でも販売することが可能です。
それに対して、施術時間を販売するリラクゼーションサロンの場合、60分コースの施術を1人に提供するのと、10人に提供するのとでは、10倍の労力がかかります。
その時間、セラピストが施術で付きっ切りになるので、当然の計算です。
物販のように、レジを打って、商品を渡せばそれで終わりではありません。
それに、セラピストの人数と営業時間の関係から、お客様に提供できる施術時間も限られています。
お客様からの注文さえ入れば、いくらでも商品を用意して提供できる物販とは、全く異なります。
リラクゼーションサロンの場合、安く提供することはできても、沢山の数を提供することが難しいため、薄利多売に向かないのです。
リラクゼーションサロンで薄利多売が出来るのは、
という場合です。
要するに、決められた時間内に、沢山の数を提供できるリラクゼーションサロンに限られます。
それを理解していないと、
「大手のサロンでも安価で施術を提供しているから、うちのような小さいサロンは、なおさら安くしないとお客様は来ないだろうな」
という真逆の考え方をしてしまいます。
これでは、繁盛化への道は遠のきます。
2:オリジナリティがあるので商品力で勝負できる
リラクゼーションサロンは、薄利多売に向かないと言いましたが、そのぶんメリットもあります。
それは、商品にオリジナリティがあるということです。
オリジナリティがあるということは、価格以外の部分で、お客様を引き付ける訴求が可能だということです。
あなたのサロンで提供している施術が、例え、どこかのスクールで習ったもので、オリジナルではないとしても、セラピストの指の形や、接客によってオリジナリティが出ます。
お客様にとっては、担当セラピストが違うだけで、別の商品なのです。
だからこそ、同じような施術を提供しているリラクゼーションサロンがあっても、
「どうしても、ここのサロンが良いのよね」
というお客様がいたり、
「このサロンは、どのセラピストも上手だけど、あなたが一番合っているのよね」
と、指名してくれるお客様がいたりするのです。
これは、リラクゼーションサロンの強みです。
ライバル店が沢山あっても、同じ商品を扱っているわけではないので、オリジナリティで勝負が出来ます。
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繁盛化させるためのリラクゼーション集客
リラクゼーションサロンを繁盛させるということは、
ということです。
一時的な集客や売上アップではなく、安定した売上を長期に渡り継続できる仕組み作りが必要なのです。
売上アップまでの一貫した流れを作る
ゼロベースで考えると、リラクゼーションサロンを繁盛化させるための第一歩は、新規集客になるのですが、「誰でもいいから来店してくれればいい」というものではありません。
「売上の最大化に繋がる集客」をするためには、リピートしてくれる可能性が高いお客様を集めることが必須です。
それを理解せずに、間違った集客をすると、
といったマイナスのことが起きます。
あなたのサロンがやるべきことは、「自分のサロンと愛所の良いお客様を集める」ことです。
そうすることで、
という理想的な流れに変わります。
では、
「自分のサロンと愛所の良いお客様を集める」
には、どうしたらいいのか・・・?
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
自分のサロンと相性の良いお客様を集める
最短ルートかつ短期間で、リラクゼーションサロンを繁盛化したければ、ただの人数集めの集客ではなく、
「自分のサロンを気に入ってくれるお客様」
を集めます。
そのためには、
この2つをします。
ターゲットを決める
ターゲットを決めるには、あなたのサロンの「ウリ」は何なのかを知る必要があります。
何度も通ってくれているリピーターさんは、どこを気に入って通ってくれている人が多いのかを知れば、あなたのサロンの「ウリ」を知ることが出来ます。
施術中の会話やアンケートなどから読み解くことが出来ます。
「ウリ」に共感してくれるお客様を集めれば、リピートしてくれる可能性が高くなるということです。
ターゲットからの反響が得られる訴求をする
ターゲットが明確になったら、その次に見込み客の心に刺さる訴求をします。
チラシやホームページ、ブログ、ポータルサイトなどで訴求をする時に、文章・画像を使い、あなたのサロンのウリが伝わるようにします。
例えば、キャッチコピーでも、
「お疲れではありませんか?老若男女問わず大歓迎です」
といった、誰にでも当てはまるような、幅広い文言ではなく、ウリに沿った、
「肩や腰、頑固な疲れで眠れていないのではありませんか?強圧しの出来るセラピストが揃っています!」
「女性のお客様専用サロン!セラピストは女性だけなので安心して施術が受けられます」
「全個室なので、他のお客様を気にすることなくリラックスして施術が受けられます」
などの文言で、来店してほしいターゲットに照準を合わせた訴求をします。
ちょっとしたことですが、ターゲットに合わせた訴求をするだけでも、集客出来る客層は変わってきます。
集客から、売上の伸ばし方までの全ては、こちらで具体的に解説しているので、もしもあなたが、リラクゼーションサロンを今すぐ繁盛化させないと、店長を降格させられてしまうとか、閉店することになってしまうという立場にあるのなら、チェックしてください。
⇒ リラクゼーション集客と売上アップ方法|長期に渡り繁盛し続ける手順
リラクゼーションサロン新規集客の為のサービス
チラシやホームページで訴求し、「このリラクゼーションサロンに行ってみたいな」と思ってくれた見込み客に対して、最後のひと押しになるのが、割引や施術時間延長といったサービスです。
例えば、
「はじめてのお客様限定で200円割引」
「初回限定、10分延長サービス」
といったように、チラシにサービス券を付けたり、ホームページでお伝えします。
サービスを活かして集客するためのポイントとしては、「サービスで集客する」のではなく、定価や通常の施術分数でも行ってみたいと思わせるチラシやホームページを作ることです。
初回限定サービスは、あくまで「行ってみたい」という欲求が高まっている見込み客に対する「最後のひと押し」です。
そうすると、「ちょっとお得になっている」くらいの小さなサービスでも十分に集客することが出来ます。
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
サービス券には使用期限を決めたほうが集客率は高くなる
集客するために、チラシやホームページにサービス券を付ける場合、使用期限を決めたほうが、集客率はアップします。
使用期限が明示されていない場合、
「いつでも使えるなら、急がなくても良いな」
と見込み客に思わせてしまうため、緊急性がありません。
そのため、最後のひと押しとして訴求効果は薄れます。
使用期限が決まっていたほうが、
「じゃあ、サービス券が使える今月中に一回行ってみよう」
といったように、来店や来店予約といった、行動に移させる効果が高くなります。
リラクゼーション集客で、「10分延長」「割引」といったサービス券を付ける場合は、使用期限をつけることを強くお勧めします。
効率良く集客出来る具体的な対策は、こちらで解説しているので、お読みください。
⇒ リラクゼーション集客で成功する方法
見込み客に、予約や直接来店といった行動を起してもらうには、わかりやすさが大事
チラシやホームページの最終目的は、見込み客に、予約や来店といった行動を起こしてもらうことです。
行動を起こしやすい訴求になっていなければ、あなたのリラクゼーションサロンがどのようなお店なのかを知ってもらうだけの、紹介ページになってしまいます。
そうならないためには、リラクゼーションサロン側が、見込み客に対して、
といったように、どのような行動を起こしてもらいたいのかを明確に記載する必要があります。
さらに、「わかりやすく記載する」ことも、アクションを起こしてもらうための、大きなポイントになります。
などの対策があります。
⇒ リラクゼーションサロンならではの集客から売上アップまでの全てを徹底解説
リラクゼーションサロンのリピート対策
リラクゼーションや整体といった、お客様に対して施術を行う商売は、単価が低いのでお客様に何度も再来店してもらうことで、安定した売上を継続することが出来ます。
せっかく、ご新規様にご来店頂いても、
「思っていたようなサロンと違ったな」
「イメージしていた施術と違った」
「セラピストの接客があまり良くなかったな」
といったように満足度が低く、一回限りのご来店で縁が切れてしまうお客様ばかりであれば、リラクゼーションサロンの売上を安定させることは難しくなります。
売上を伸ばしていくためには、再来店して頂くためのリピート対策が必要になります。
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
お客様がリピートする条件
お客様がリピートして何度も通いたくなる条件としては、
などがあります。
施術接客の満足度が高い
施術の腕の良さももちろんですが、お客様が望むタイプの施術であるかもポイントになります。
指で圧をかけるのか、揉むタイプなのかでも好き嫌いは別れます。
施術中に、セラピストが強さの確認をしてくれたり、寒くないか暑くないかといったことを確認する気配りなどでも施術の満足度は変わります。
必ずしも、手技の腕だけ磨いていれば、お客様の満足度が上がり、リピート率も伸びるという単純なものではなく、お客様の望むタイプの施術なのか、施術を快適に受けられる接客をセラピストがしてくれるのかといったことも大きく、お客様の満足度及び、リピート率に影響します。
お店の雰囲気が良い
サロン内外の雰囲気も大事です。
店頭のPOPが剥がれかかっていたり、終了したイベントの案内がいまだに掲載されていると、だらしがないサロンだという印象をお客様に与えてしまいます。
サロン店内や店周りの清掃も忘れてはいけません。
店内では、施術を担当してくれているセラピストの接客は満足のいくものであっても、他のセラピストが受付に集まっておしゃべりをしていたり、露骨につまらなそうな表情をしていると、お客様の満足度は下がります。
担当以外のセラピストでも、お客様が快適に施術を受けられる環境を意識して、業務にあたることが大事です。
イベントや回数券といったお得なサービスがある
施術接客に満足して、リピートしたいと思ったお客様に対して、再来店の動機づけになるのが、「イベントや回数券といったお得なサービス」です。
例えば、
「60分以上のメニューで使える10分延長券」
「毎月15日は、ダブルスタンプデー」
「毎週火曜日は、ボディとリフレのセットメニューが特別価格になる」
といったサービスがあると、次回予約を入れるきっかけになったりします。
正規の施術時間と料金で、お客様に満足してもらえることは絶対的に大事なのですが、いつ行っても良いという感覚だと、サロンの存在を忘れがちになります。
ですが、サービスがあるとお客様にとって、
「あの日に行くとお得だったな」
「サービス券の有効期限が切れる前に行こう」
と、行動を起こすきっかけになります。
こういった対策をすることで、お客様の満足度を高め、確実にリピート率をアップさせることが出来ます。
⇒ リラクゼーション集客からリピート対策、売上アップの具体的な方法をこちらで徹底解説
リラクゼーションサロンの客単価をアップさせる方法
客単価をアップさせることが出来ると、客数は変わらなくても、売上は伸びることになります。
リラクゼーションサロンや整体院といった施術をする商売の場合は、
をお客様に受けて頂けると客単価アップになります。
そのためには、
ことをする必要があります。
店内POPやチラシ、セラピストからの口頭でのお勧め
あなたは、各メニューのおすすめポイントを理解していますか?
セラピストや店長が理解していないと、お客様が興味を惹かれるような勧め方をすることが出来ません。
例えば、30分コースと60分コースの違いは何かと言えば、「施術時間が長い」ことですよね。
それは、セラピストに言われなくても、お客様だってわかります。
セラピストがお客様にお勧めするのであれば、
「施術時間が長い分、全身をほぐすのはもちろんのこと、お疲れの箇所を重点的に圧すことができます」
などと伝えたほうがイメージしやすいですよね。
を明確にしてから訴求するといいでしょう。
お試しに繋がるイベントやサービスを行う
ロングコースやセットメニューを一度体験したお客様が気に入れば、次回以降も受けて頂ける可能性が高まります。
そのためには、お試しの機会を作るという方法があります。
例えば、
「毎週木曜日は、セットメニューを受けるといづれかお好きなコースを10分延長します」
というイベントを行ったり、期間限定でお客様に、
「60分以上のコースでご利用できるポイント2倍券を配布する」
など、お試ししてもらうためのサービス券を渡すといったこともできます。
ロングコースやセットメニューはお客様に無理強いするものではありませんが、良さを適切にお伝えしたり、受けるきっかけになるイベントなどを提案するなどはしてあげましょう。
本当は、お客様にとって最適なコースなのに、良さが伝わらなかったり、きっかけがないばかりに受けていないなんてこともありますからね。
もし、自分のサロンのメニューに自信があるのなら、お客様に、しっかりとお伝えしてあげましょう。
お勧めの仕方次第で、ロングコースやセットメニューを受けるお客様は確実に増えますからね。
⇒ リラクゼーション集客と売上アップを成功させる方法
リラクゼーションサロンの来店頻度アップ対策
お客様には、一月に一回ペースよりも、一週間に一回ペースで通ってもらえた方が、売上が伸びます。
そのため、サロン側としては、来店頻度を少しでも上げたいところです。
ただし、前提として気をつけてほしいのは、お客様に対して無理に何度も来店させようとして、嫌われてはいけないということです。
客離れにつながっては、来店頻度を上げる以前の問題になってしまいますからね。
お客様によっては、家計の問題で月に一回しか通えないとか、体が疲れにくく月一回で十分というお客様もいることを理解しておきましょう。
どれくらいのペースで通えばいいのかをセラピストからお客様へ提案する
お客様にとってセラピストは、体のことやお店の賢い利用の仕方について詳しく知っている存在です。
そのため、セラピストからのアドバイスは、信じてもらえやすいです。
各店の施術内容によっても変わりますが、
「週一ペースだと疲れが取れやすい」
などの基準があるはずです。
そういったアドバイスは、施術中などにお客様に伝えてあげるといいでしょう。
言うか言わないかだけで、結果は変わるものです。
回数券を持っているお客様は、通う頻度がアップする傾向にある
回数券も、リラクゼーションサロンの来店頻度アップに繋がります。
購入時には、高額だと感じるお客様も多いのですが、一度買ってしまえば、後は「お金」ではなく「券」になるため、使うことに対する抵抗が薄くなります。
それに、手持ちのお金が少ない時や、クレジットカードを使いたくない時でも、回数券があれば、お客様はお店に行くことができます。
結果的に、来店頻度のアップするお客様が増えます。
回数券は、一時的な売上アップではなく、来店頻度アップにも繋がるので、あなたのサロンでも回数券を販売しているのであれば、お客様にぜひお勧めしてください。
⇒ リラクゼーション集客【実践編】
”繁盛し続けるストレスフリーのサロン作り”
岡田まもる
リラクゼーションサロンのセラピスト、4店舗の店長、地区統括リーダーを経て、コンサルタントに。
集客や売上対策が苦手な経営者・店長さん、お客様との会話や指名・リピートでお困りのセラピストさんへサポートをしています。
■リラクゼーションサロンの集客と売上最大化の方法
■指名とリピートが増えるセラピスト接客術