胃腸炎の対処法
救急外来に、急な腹痛で来る人が多くなっています。
多くは、胃腸炎です。
ノロウイルスかどうかはわかりません。調べる意味もありません。
治療法が変わらないから。
胃腸炎の特徴
急に差し込むようにへその周りからやや上が痛んだり、痛みが軽くなったりを繰り返す。
下痢、吐き気、を伴う。
お腹はやわらかく、まんべんなく押して、痛いところが特にない。
お臍の周りを中心に冷えていることが多い。
以下、対処法
やってはいけないこと
1.解熱鎮痛剤を飲む。
免疫力が落ち、治りが悪くなります。最悪、ショックをおこし、命に関わります。
2.下痢止めを飲む
ウイルスにしろ細菌にしろ、体が出そうとしているものを体にとどめてしまいます。
3.抗生剤を飲む
腸内細菌のバランスを崩し、O-157などの場合、エンドトキシンショックを起こし命にかかわります。
4.吐き気止めを飲む
下痢止めと同様ですが、高齢者など、嘔吐が誤嚥につながる恐れがある人の場合は、やむをえないかもしれません。
かかったらやった方がいいこと
1.水分と塩分を十分に摂る
脱水にさえ陥らなければ、医療機関の助けを借りずに、たいていは数日以内に治ります。
一番のお勧めは、にんじん、だいこん、しょうが、ねぎ(お好みで組み合わせて)を摩り下ろして入れた味噌汁です。
2.お腹を温める
カイロ、湯たんぽ、腹巻などでお腹を温めるだけでも、痛みが改善します。
3.食べたものを反省する
冷えるもの、を汚すもの、古いもの、加工食品、食べてませんか?食生活を見直すきっかけにしましょう。
医療機関に行くとき
基本的には、自然に治るのを待つしかなく、行っても治療法はありません。
うつされてくる恐れもあります。
以下の場合のみ受診しましょう。
1.水分が取れないとき
点滴が必要かもしれません。
2.ぐったりしてしまったとき
何か他の異常があるかもしれません。
3.お腹を押して、特に痛い場所があるとき
胃腸炎ではないかもしれません
4.痛みが強いとき、
ブスコパンは、一時的に痛みを抑えます。緑内障や前立腺肥大の人は使えません。
漢方薬の大建中湯、真武湯などが有効なことが多いです。
予防法
ウイルスはそこらじゅうにいるのに、うつる人とうつらない人がいます。
1.体を冷やすものを飲み食いしない。
2.食べ過ぎない。
3.体を温める。