早春の琵琶湖でライトリグで釣りをしていると飛んでもない魚がかかることが二年に一度くらいは僕みたいな釣り人でもあります。

大昔、際川ラブホそばのサンドバー控えた小川の水深1.8~2.2メートルラインで、きっちりフッキング掛けたもののファーストランで耐えきれずラインブレイク。これはデカすぎて今でもナナマルハチマルクラスだったなと思い出しては溜め息が出ます。

最近では5年程前に赤野井ドシャロー棚と漁港水路の複合要素な2.2メートルで食わせファースト・セカンドランはいなしたもののジャンプ一発ポロリとフックオフ。

その年はゴーマル程度は、そのポイントで良く獲れたのですが怪獣掛かると見事に逃しました。悔しいのぉ。

もっともっと大昔、総門川温排水では随分切られて泣いたもんです。その時の最大が53センチ3キロだったので自分の中ではフロロラインのライトリグの限界値としてゲームを組み立てるようになりました。

ミッドスポーンアフタースポーンですとベイトのヘビダンで難なくサイトフィッシングにブラインド迄切られる事なく戦えるのですが早春のプリメスだけは食わせるのは本当に難しい。

色々悩まされて対策としてドラグ性能の良いものを使わないとと思って、ステラで揃えてみたり、フロロ4lbにリーダー6lbで電車結びしたり、はたまたPEを起用してみたり、そうするとPEは、前当たり出ないから面白くなくて再びフロロに戻しつつ太くして8lbで統一したり、またまた8lbでは当たり少なくて6lbに統一したりと毎年迷走します。

切られる度に太く強い素材に移行し、極端に当たりが出なくなり戻したり、中庸なセッティングにしたりと迷える子羊のまま、俺には獲れない魚、ベイトタックルに絞って数少ないバイトを確実に獲るなんて思ってベイトフィネスに傾倒したことが二度もありました。しかし男前なスタイルは僕の心が直ぐ折れます。

なんだかんだで15年近く整いません。悩み続けです。

僕はもとからライトリグが好きなので渋い日にあたった時は、気づけばスピニング握っています。

で、運悪くゴツいの食ったらラインを切られるか、針を外されるかとなります。

そんな試行錯誤の一環から一昨年前から2点変更してみました。戦方と設定を変えてみたのですが今春うまい具合に怪獣がスピニング細糸フロロで獲れることが出来ましたので一応自分なりの正解に近づいたのではと思って記しておくことにします。

①戦方の変更に伴う竿の固さの変更

今まで食い込み重視の柔らかい竿UL系を好んで使っていました。


従来:フェンウィックELT62SULJやGP64SULJとかアブの八咫烏60UL


現在:エバーグリーンエアリアル60L(ソリッド系のレベルストロークとかじやなくてハイパフォーマンス)とスカイマスター


フッキングはスイープ系で、当たりの取り方も聞いてみて重さを感じるとか雑巾を引っかけたような感覚からスイープに乗せてフッキングに入っていたのですが鈍臭い僕には特に苦手な、掛けて行く系に戦方を敢えて変えてみました。

そのためLまたはLプラスに統一しUL系は全て処分してやりました。

アクションもカタツムリずる引きやボトストミドストではなくステイとワンシェイク、極めて動きの少ないホップの繰り返しに変えてみました。ホップとシェイクの後に全集中となります。

これなら鈍臭い集中力に欠ける僕でも1キャスト7分間の中で決め手となる時だけ気合い入れて即合わせを入れる事が少しは出来ます。

竿が固くなった事と当たりはここで出す時が明確になったので迷わずバチコーンと行ける様になりました。

これで力強いフッキングが保証されました。ファイト中に充分なフッキングが出来てなかったのが原因となるポロリやふっと軽くなって外れたなんてーのが無くなるはず?

②設定の変更はリールを変えました。

大好きなシマノから余り好きでないダイワに全てスピニングリール変えました。

僕は生粋のシマノ派です。一定のトルクに対して正比例で定量ラインが出ていくドラグワーク、滑らかな巻き心地、日本の産業界を象徴する技術を裏付けにした逸品。眺めて手に取り巻くだけで酒が飲めます。

ですが、ダイワのだるいドラグワークの方が想定外の怪獣に対しての追従が良いようです。

ダイワは過重を耐えて耐えて遂に耐えきれなくなった瞬間に一気に水門を開けた様に糸を放出してしまうドラグワークと自分は理解しています。

つまり糸の破断限界値が低い場合において、大きい魚とやり取りするにはダイワの特性が上手く仕事してくれることに気づいてしまった。

結論として、ダウンショットをする時はシャキッとしたLのエアリアルハイパフォーマンスとスカイマスターにイグニスタイプRのセッティングでライトリグを釣りこもうと思います。

ここで僕の話は終わりますが最近のアメリカのトーナメントではライトリグにPEでやり取りされておられるのが良youtubeでも見れます。

ミドスト、ボトスト等のジグヘッドやネッドリグ等使っておられるようです。

私も底を切るライトリグはアイ字系からホバストにミドストボトストはPEを使用しております。もちろんULの竿やヌメヌメとした巻き間の良いシマノの出番ですよ。

ふと思うのですが近年スピニングロッドはナノガイドが主流となっており僕も使ってはいますが飛距離が、どうしてもナノガイドでは出ない気がします。またPEの交換時期が高価な為ついつい根性入れて使い続けますとナノガイドへの絡みが多発します。

魚に人とボートの気配消すには昔の大きなガイドで飛距離飛ばすのが欠かせないような気がするんですがいかがなもんでしょ。

プロはナノガイドでも相当飛距離出せるんでしょうけどキャスティングの下手な僕は飛ばんのですよ。

どうすれば良いんでしょうね。

他愛もない話を最後までお読み頂きありがとうございます。

全て主観の穿った偏りのある見解につき御容赦くださいませ。