<序>
風が吹けば桶屋が儲かるなどと言いますが観光地の団体旅行を営業から当日の対応まで生業にしている私も思いがけない事がありました。
欧州から訪日旅行を受け入れているのですがイラン空爆のためにキャンセルや参加人数の減少が発生しております。
これはエアーの経路が欧州からは香港経由、カタールのドーハ経由、トルコのイスタンブール経由と今回のドバイ経由となります。
今回はドバイ空港の閉鎖が響いたのです。
春節の大陸のお客さんは私には全く関係なかったのですが欧州チャネルが細くなったので撃沈です。
観光業は平和産業であることを痛感します。
思いがけずスケジュールが取れまして渓流行くかバス釣りするか悩んで船釣りに行くことにしました。
<概況>
気温上昇傾向、風凪から微風
満月の後の中潮
水温48時間値微増傾向
当日の水温はドシャロー12度
ベイマウスは15.5度でした。


<レポート>
急遽前日夕方に予約を立てました。
スーパーフルレンタルなのでライジャケとクーラーだけで準備万端です。
中々に遊漁船でフルレンタルをやっている船宿はないので志摩のほっぺ毛丸さんはありがたい存在です。
釣り物は先月初めて挑戦したアマダイ底物天秤便にしました。
22:00自宅を出ます
24:00現着しまして車中泊します
寝なきゃと目をつむるのですが何故か眠れません。寝たような寝てないような中で5時になってしまいました。
前回川上村の解禁の際の反省がありますから朝飯取ります。
5:30船長とミートしましてレンタルタックルに仕掛けをセットしていきます。
釣り座の方も前回整えた配置にして電動リールも端子をバッテリーにキッチリ噛まします。

今回はチビラークも貸してくださいました。
元々キハダマグロで有名なほっぺ毛丸さんですがオフの期間中は彼自身が好きな釣り物を展開しています。
特にカワハギとアマダイ底物天秤が大好きなのです。カワハギは入れ込みすぎて商売そっちのけで釣り好きすぎやろと思います。
前回80号の錘でしたが今回は60号の錘で指示がありました。
60・80・100号と使い分けるみたいです。どうやら前回より潮効かないのかなと感じました。
6:30段取り出来ましたので出航します。

ポイントに向かいながら海況を聞くと先日まで300キロクラスの黒マグロが志摩沖に入っていたそうでルアーマンの皆さんはことごとく瞬殺されたようです。(PE12号)
今日僕たちが向かうエリアは先月は僕らだけで釣りをしていましたが最近は遊漁船にプレジャーの大船団となっていたそうです。
7:40ポイント1番 かけ上がりからの水道に横一文字の隆起
前回と同じポイントになります。風は無風でカレント(潮流1ノット)は南西になります。
風向きとは定義が逆すなわち北東から南西に流れるカレント。
エサはホタルイカでエンペラから二度縫い刺しして投入します。二度目のアマダイ釣りなので慣れたもんでノントラブルで気持ち良く作業が出来ますが、こんな時に限ってのー感じが続きます。
やはり釣りは一期一会ですね。
同じパターンなんて二度と無い。
同船者と色々釣り方やアタリの出方や自身の感覚を共有し今日はどうしたら良いのか模索します。
「エサは無くなるから何がしか魚はいるように思えます」と経験のある同船者の方が鼓舞してくださいます。
私の方も確かにエサはきっちり無くなっているので気を取り直して釣りを続けます。
8:40同船者の方がレンコダイを釣りました。
いつもならカンカンカンと金属的なアタリが出るのですが「ぶわん」とか弱々しいアタリをかけに行ったらレンコダイが釣れたと教えてもらいました。
わかったことは今日の活性は低い。ショートバイトや甘噛みが多くてエサは無くなるけどアタリまでは進展しないと認識しました。
対処が必要に感じエサの付け方を変えました。ツボ抜きの眉間撃ちに変更します。
エサ持ちは早くなくなりますが一口サイズになります。僕は前回の考え方を踏襲しファーストフォールからのレンコダイをかわしてアマダイの吸い込みバイトのみ待ちの戦略ですので大きいエサの方がメリットあると思うのですがバイトを明確に出さないと何も始まりませんので試してみます。
同船者がレンコダイを交えながらアマダイをヒットさせます。
僕にも手感には出ないもののティップの揺れが出て来ました。掛けずに本アタリを待ちます。わずかに持ちしぶりを感じた瞬間フッキングかまします。
手巻きで少し巻き上げてからダイヤルスピード慎重にゆっくりめで電動に切り替えました。

待望のアマダイちゃんゲットしました。
操作はしゃくりは極めてゆっくりナメクジの這うような上下動でした。底トントンは5回でひたすら漂わすイメージです。
合理的にするなら底トントン五回して底からハンドル二回回してほっとけば良いような気もしますが釣り人として何か能動的にしておかないと気が済まないのです。
一応確認のため「ぶわん」としたアタリを掛けに行って見ると小さな小さなレンコダイがかかりました。釣り針の直径に口の大きさがギリギリなのでした。どうやら魚が入れ替わって極小のレンコダイが沸いているように思いました。
レンコダイはバイトは微かなのですがオートフッキングしてしまいます。それでも残りの針にアマダイがかかるんじゃないかと執拗に仕掛けを馴染ませます。それでも二本目の針にかかるのはレンコダイとなることが多いのですがアマダイとの二荷となる事もあり狙いどおりになりました。
とにかくエサは小さくしてレンコダイが噛ろうが
色々試行錯誤しながらスパンは長いながらアマダイを4匹釣りました。
同船者はランカークラスも交えて6匹釣られております。確実に明暗を分けた山場がそこにはありました。
それはドテラ流しがメインですがエリア叩ききったところで最後にドピンに付け直しとなったターンの時でした。砂泥に隣接する岩礁ハンプのポイントになります。
ここでキッカーを同船者さんは立て続けに二本釣られました。船長より「根の際に入ります」とのアナウンスから僕は根掛かりしないライトな釣りかたをしてしまいました。トントンは三回に減らし
底を確実に切ったホバリングでハンプの隆起に対してまめな底切りを繰り返していました。
同船者さんは錘天秤を根掛かりする位にタイトに仕掛けを這わしたり錘ベタに果敢に攻めておられました。
時として犠牲を払ってでも踏み込まねばって奴です。「凄いじゃないですか」と同船者を称賛しつつ臍を噛みます。ここが勝負どこだったんやね。
9:45次のポイントへ移動します。
10:45ポイント二番 カレントが集まるところでなだらかな掛け上がり底は厚い泥底
ここは先月のこねくりまわしてナンボのポイントです。15回トントンしてはチェイスしているかアタリを聴いて付いているようであれば食わせに入るイメージのところです。地形と潮流に関しては方角的に同じ状況です。
エサの付け方は眉間撃ちを継続します。エサは残る感じの二投となります。やはり魚は散らばっているようです。三投目の2セット目で生命感がありました。外道とわかっていますが魚が何か知りたいので掛けますとレンコダイでした。
やはり本アタリが出るまで辛抱強く繰り返します。
ボトムをタッチすればするだけ応えてくれると信じてトントン15しては仕掛けを馴染ませます。
レンコダイが触ります。勝手にフッキングしやがりました。残る一本針にアマダイがかかれとリフト&フォールをゆっくりしていますと荷重変化が出ましてフッキングして巻き上げますとアマダイとレンコダイの二荷で釣れました。
その後はレンコダイばかりで時間は過ぎ行きます。
13:25 小移動します。
13:35ポイント三番
なだらかな掛け上がり時折粒根や海藻のあるポイントとなり一二番より少しディープよりになります。
沖上がり残り30分間を最後のポイントをしましょうとなりました。
ここは手返しよりも水中に仕掛けをいれている時間を一分でも多くしたいと思いホタルイカ丸々の縫い刺しにしました。
コンコン当たりやがります。今頃になって明確なバイトを出してくるレンコダイ。
潮が良いのかポカポカ陽気で水温が上がったせいか誰も流してなかったからプレッシャーが低いのか不思議です。
おそらくプレッシャーが低いと判断します。
オートフッキングでレンコダイの二荷を三連発釣りまして沖上がりとなりました。
14:00沖上がり

今回のアタリはシビアでレンコダイでもブワンとかモゾッとした鈍いアタリとなりました。そのアタリを出すためにエサの付け方をシルエット小さくして出せるのですから小さい魚で活性は低かったと判断します。本命のアマダイは微妙な荷重変化となり竿を保持して聴いていると僅かな重みが増えるだけなので漫然と釣りしてたら一生取れないアタリです。バス釣りのアタリのないアタリと言ったら良いでしょうか。
前回はぬーっと重くなり余裕を持ってフッキング出来、フックポイントも飲まれていることも多かったですが今回はぬーっとなりすぐ軽くなるアタリをアマダイと山を張って掛けに行きました。当然フックポイントは口の閂や上顎下顎を貫通している感じになります。まぁ、正統派なフッキングであったと言えるでしょう。掛けや乗せスタイルとありますが前回は乗せで今回は掛けスタイル中心でした。
仕掛けはスーパーフルレンタルでしたので@200円で消費した分精算となります。
ちなみに天秤下の構成はフロロハリス5号で1メートルとり三又サルカンに接続となり、エダスは30センチとモトスが1メートルとなります。
針は何針かわからないですがグレチヌ系の丸い針で直径は18ミリ位でした。つまりこの直径を吸い込めないサイズのレンコダイがたくさんいてたということと推測する訳です。
錘は60・80・100と用意されていますがトントンする上で濁りと音出しをしてアマダイを寄せるのが大切と思うと重けりゃ重い方がアドバンテージあるんじゃないと思ったり市場ではわざわざ底の泥を掻く形状をした専用の錘もあるようです。(ただし使い所と場所間違えると根掛かりロストの嵐だそうです)
今回の竿はダイワのアナリスタMHを貸してもらいました。
また手巻きリールはもちろん電動リールもほっぺ毛丸さんレンタルしてくれます。
巻き上げ作業が格段に減るので疲れなくなり助かります。
自動回収させている間に魚を〆たり喫煙したり細々とした諸事作業が出来ますから合理化時短につながります。
後気にかかった事に同船者さんはロングロッドを使用していました。6:4の胴調子で225センチのレングスとのことでした。
このロングロッド最近ほっぺ毛丸さんで流行りなのだそうです。竿頭や立て続けに連発乗せ際にロングロッドであったというのが起爆剤になっているようです。
また、ウネリが強い時に底のトントンがし易かったりフッキングの伸び代が長い分取れるので上段(アッパー)の構えからフッキングしても力が伝わる確率も上がるのもメリットのようです。中には尾鷲では280センチのロングロッドを使う名手もおられるようです。
もう一つ後で気になった事がエサの硬さです。前回はあまり解凍していないホタルイカを使用していたのですが今回は海水で解凍したのを使用していました。ショートバイトに少し凍ったエサをあえて使用するといった工夫も出来たはずだと帰り道思いついたのですが遅かった。
バス釣りのワームの硬さ柔らかさでバイトの出し方の調整が出来るのですが何故現場で思いつかなかったのかと思うと、「また行きたいな」と思ってしまいます。
竿頭は取れませんでしたが低活性の中で出来る限りの事はしたので満足です。
さて、そろそろ釣り人生永遠の目標であるロクゴー・ナナマルのブラックバスを今年も狙ってマザーレイクに出撃しようと思います。レッツゲリィ!