5/5-6プロミネンツ4年生アントラーズ合宿 | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、代表の藤間です。


今回はこの学年で初めてとなる合宿大会、茨城県潮来市で行われたアントラーズITAKOカップに参加しました。

主催いただいたアントラーズさん、対戦してくださったチームの皆さん、ありがとうございました。




まず、今回の合宿はみんなの成長にあたりとても有意義な機会になったと思います。

試合はもちろん、試合以外の時間でもチームメイトで話す機会を多く持てましたし、単なる雑談やふざけ合いだとしても、そう言う時間を通じてお互いのコミュニケーションを深めることはいずれチームとしての強さに繋がっていきます。


夕食後に全員と個別面談をしましたが、何人かに話したのは「個人として」と言うところから「ユニットとして」の考え方に少しずつ変えていこうと言う点。

個人としてパスやトラップにこだわる、更に高めていくのは当たり前のこととして、プロミネンツのやろうとしているサッカーでは(プロミネンツだけではなくてこれから学年が上がってみんなが取り組んでいくサッカーでは)、共通意識や連動って言葉が重要になってきます。


結果としては悔しい結果(2位リーグで最下位)となりましたが、そこは全然気にする必要はないです。

むしろこう言う思いをする為に合宿に来ているので、大切なのはここからです。

攻め込んで攻め込んで、けどカウンターで失点とかって場面も多かったですが、そこも織り込み済です。

縦にボカンと入れていれば勝てるかも知れないけど、意図してプロミネンツではそれをやっていません。

やろうとしているサッカーはやはり技術が必要で、認知のレベルを上げなきゃいけなくて、まぁそりゃ難しいことです。

だから今回の様に、ボカンと蹴られて失点することもありますしビルドアップをさらわれて失点することもあります。


でもそれをやり続けるのは、結局それがみんなの成長に繋がると思うからです。



今回の合宿での悔しい思いを次は嬉しい思いに変えられる様に、日々取り組んでいきましょう。


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個別に言うと…


ぺぺは全体として良いプレイが出来ていたと思います。重要なゴールやアシストもありましたし、攻撃を組み立てるところでも効いていました。

引き続き「出して終わり」になってしまっていることが多いので、出した後にまた追い抜いていくくらいのイメージを持ちましょう。

得点に絡むプレイを増やす、その為に逆算して如何に自分をより高い位置に置くかと言うことを意識しましょう。


ユウワは、上手くいくところとそうでないところと、もどかしさを感じた二日間だったと思います。個別面談でも話しましたが、やはり攻撃も守備も一人で出来るものではなくて、周りとの連動が重要です。周囲を使って複数で狙いを持って奪う、と言う様なことが出来れば失点も減らせると思いますので、意識しましょう。

練習でもそう言うメニューを増やしていきますので、コーチングの意識を高めていきましょう。


オウスケも、ユウワと同様で個人としてはある程度出来るようになっているのは前提として、どうユニットとして守るか、攻めるか、って事を感じた二日間だったと思います。

あと、2日目はちょっとバテた印象がありました。バテると、走れなくなるってだけじゃなくてやはり身体の色んなところに影響が出るので、集中力が切れたりパスミスが出たりしてしまいます。

実際オウスケは2日目の3試合目あたりではミスも増えて運動量も落ちた印象でした。合宿の難しさですね。

ただやはり7分間走で前を走るぺぺやソウスケやスバルは運動量が落ちなかった印象だったので、スタミナ面はもう少し強化したいですね。

もはやオウスケはぺぺやユウワと並んでチームの中心となる選手になりつつあるので、肝心なところでバテられると困るんです!

コーチからすると「オウスケは外したくないけど…、でも足止まってるなぁ…、ミスも増えて来たなぁ…。」って感じだったので、そこは強化しましょう。


スバルは、狙いとする形が明確になり始めていて、良い形も作り始めています。ただやはり一人でゴールを決められるわけではないので、特に近いポジションにいるぺぺやケイタなどとの連動がテーマになってきます。

また、以前に比べてだいぶ“チームの為に”って意識が出て来ている感じがとても良いです。

ゴールにはなりませんでしたが、前線で身体を張ってキープしてぺぺに落として打たせた場面なんて正に。

フォアチェックの追いかけも積極的でしたし、中を切ることを意識してからは良い形でハメて奪える感じがありました。

そうなって来るとよりスバルの良さが活きてくると思うので、続けていきましょう。


ソウスケは、得るものが多い二日間だったんじゃないでしょうか。

中盤で良さを出せる様にはなってきている反面、強度が高くなるとやはり出せなくなる(上手く周りを使えなくなる)シーンがあって、そこはボールを受ける前の準備の問題だって話を個別面談ではしましたが、2日目は良かったので、その感じを続けていきましょう。

何度も書いてますがオフザボールで受けられるスペースを見つけられて、例え出てこないとしてもそれをやり続けられるのはソウスケの魅力ですし、受けてからのミスもかなり減り、安定して中盤を任せられる感じになって来ています。

今かなり伸びてくれている時期だと思うので、出来ることを増やしていきたいですね。


ケイタは、コーチから見ると二日間で一番成長してくれた選手かもしれません。

個人としてはやれるって感覚がある中で、どうユニットとして攻めるか、特にぺぺやスバルとかポジションの近い選手とどう連動して崩していくか、ワンツーだとか落としを受けるとかタッチオブクラスでやっている様なことを試合の中でどう出していくかだと思います。

あと、オウスケと同様2日目の後半はバテた印象がありました。バテちゃうと、受けられる筈のパスが受けられないとか間に合わないって感じが出て来るので、スタミナの強化は課題ですね。7分間走、もっと頑張ってぺぺ•スバル•ソウスケについていきましょう。


カズマは、悔しい思いをしましたね。

けど、その悔しい思いは絶対にするべきです。

ぺぺだってユウワだって、今回のカズマの様な悔し涙を何十回流してきたことか!

それこそが成長の原動力です。

課題はシンプルに基礎技術です。キーパーだろうがディフェンスだろうがウイングだろうが変わりません。そしてその基礎技術は、何千回も何万回もやるしかないです。

試合の間の自由時間にみんなで「リフティングパスやろうぜ!」ってなった時に「いや、俺はいいや…」ってなっちゃった場面がありましたが、あれなんて正に、その輪に加われた方が楽しいに決まってるのに技術的な不安を感じて加われなかったんだと思います。

リフティングこそやって来たかどうかだけの違いなので、次は「俺もやる!」って思える様に、時間を見つけて取り組みましょう。


シュウマもカズマと同様です。

ゴールがあった分、気持ち的に楽だったと思いますが、同じ様にミスも多くありました。

それがカズマの場合は失点に直結してしまって、シュウマはそうならなかったってだけの話です。

長い目で見るとカズマの方が今回の合宿で得たものは大きかったんじゃないかと思います。

課題もカズマと同様、基礎技術•基礎技術•基礎技術!です。

チームを移って違いに戸惑う期間はそろそろ過ぎると思うので、ここからはプロミネンツの中でより重要な戦力になれる様に、日々の時間を大切にしましょう。


トモハルは、合宿全体としては楽しんだでしょうしイキイキしてましたが、残念ながらそれは試合以外の時間…って印象でした。

まぁ1コ上の試合で強度も高くて、ビビりながら取り組んでプレイが小さくなっちゃったのは分かりますが、3年生の試合で見せてくれる様な積極性はなかったです。コーチとしても「もっと出してあげたいし出来る筈なんだけど…、う〜ん…。」って感じでした。

けど、これを経験するのは本当に大切で、今回感じたことをまた3年生の試合にぶつけることが出来ると思いますし、そうしていかなきゃいけません。

焦らなくてもトモハルの中では積み上がっていっているので、続けていきましょう。


ハルは良かったですね。

このところディフェンスの意識を高めてくれているのは感じますし、周りを見て良いパスを通せた場面も多くありました。

パワーが足りないのでぶつかったらキープ出来ないとかパスが弱くなるとかはありましたが、それはもう仕方ないです。成長を待つしかないので、沢山食べて沢山寝てください。

あとはディフェンス時の距離感ですね。

「肘を曲げて両手で相手に触れるくらいの位置」と言ってますが、そこまで寄せないとボールを奪うのは難しいです。

ユウワとかみたいに身体をぶつけてパワーで競り勝って奪うみたいなのは現時点でのハルには求めないので、しつこくついていく、プレッシャーをかけ続けるって言うことを意識しましょう。


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今回の合宿はみんなが悔しい思いをしたと思いますが、冒頭にも書いた様にその経験をする為に合宿に行ったって感じなので、何も問題はないです。


悔しい思いやチームメイトと過ごした時間は、必ずみんなの成長に繋がります。

ただそれをより大きなものにする為に、上に書いたそれぞれの課題を意識して取り組みましょう。

チームでの練習はもちろん、日々の生活の中でもよりよくする為の時間は作れる筈です。

次の合宿(合宿に限らず普段の練習でも試合でも)をより楽しいものにする為に、勝った方が楽しいにきまってますので、日々を大切に過ごしましょう。


みんなの成長に期待してます!


ではまた!