4/14プロミネンツ4-5年生練習試合 | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、代表の藤間です。


今回はエスフォルソさんをお招きして練習試合を行いました。

エスフォルソさん、ありがとうございました。


さて、今回は5年生の試合として行いましたが、途中からソウゴが来るまで5年生は4人、4年生が8人と言う状況で、さらにケイタやカズマ•シュウマなど入ったばかりの選手もいるので、難しさはありました。

ただそこはもう分かっていたことですし、その中でも共通の意識を持ってやり続けようとしたことが重要だったと思います。

その中で、途中数分下げて指示をしてまた戻すってことをしましたが、指示を受けて頭の中がクリアになって良いプレイが出るってシーンが多くあって、コーチとしては嬉しかったです。


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個別に言うと…


タイチは、良いところもあったものの縦パスを収められないシーンが勿体なかったですね。

そう言う場合の多くは、縦パスが出てくる、と思った時の準備が相手ディフェンスの方が良かったってことかなと思います。

当然CFのポジションにいると縦パスは狙われます。良い状態で受けさせてはもらえません。

なら先にDFに身体をぶつけてみるとかDFの前にどう入るかとか、そう言う争いになります。

その準備で負けてしまうとやはり収められないことが多くなります。

収めてくれれば攻撃が繋がりますし、収められないとそこで攻撃は終わり。

難しいですが、それこそ最前線にいる選手の役割なので、絶対マイボールにする!って言う気持ちで常に準備をしておきましょう。


ソウゴは途中からの参加でしたが、やはり頼りになりますね。運動量も多いですし裏に抜けたボールでも追いついてくれる安心感がありました。

今日は短い時間でしたが、4年生達にとってはめちくちゃ参考になった筈です。

「ここまでやらなきゃいけないんだ」ってところを見せつけてくれたと思いますし、みんなの基準を上げてくれたと思います。

ありがとうソウゴ!


カイルは久々の参加でしたが、以前よりもプレイに迷いがなくなった様な印象を受けました。

日産カップの頃はちょっとトンネルに入っちゃったかなって印象があったんですが、今日はのびのびとプレイしてくれていましたし、球際の強さとどのポジションで出しても卒なくプレイ出来る感じがとても良かったです。

状況を理解して求められることが出来るのはカイルのクレバーさだと思います。

強度も失わなかったし認知出来ているイメージもありました。ここからグンと伸びそうだと言うイメージがあるので、期待してます!


レイナも引き続き良かったです。

欲を言えば浮き玉の処理でしょうか。

今日は(というか金井公園は)グランド状態が良くないこともあって、なかなかボールが落ち着きませんでした。

となると浮き玉イレギュラーバウンドとかが増えて、少なくとも綺麗なゴロのボールってのは殆どなくなります。

それを押さえようとする時に、ちょっと軸がブレる感じになってしまうのが課題だと感じます。

これ、技術の問題というより柔軟性とか体幹の問題なんです。特に股関節ですね。

金曜フィジカルで毎回の様に指摘されていることが、今日みたいな時に出てしまうなぁと思って見ていました。

柔軟性や体幹のバランスが良くなるとボールコントロールも安定するので、結果的にサッカーが上手くなります。

毎日5分でも時間を見つけて股関節ストレッチに取り組みましょう。


ヒロアキは、前回の東京タワーの時と比べて今回の方がかなり良かったです。コーチが見てて今日のMVPだったと思います。

元々技術が高いことは分かっていて、技術のある選手あるあるでボールを持ちたがってしまって判断が遅れるのが気になっていましたが、むしろ今日はグランド状況が良くないので早くボールを離そうとしたのかも知れません。それが良い方に進んだのかな?とか思いながら見ていました。

ボランチで出てもらう機会も多かったですが、チームのバランスを取るって話をした後、幾つか“そう!そういうこと!”ってコーチが唸ったプレイもありました。特にソウゴとぺぺで右サイドだった試合ですね。ソウゴの縦への推進力をチームとして活かしたい、だからソウゴが出たならバランスを取ってステイ(低い位置にとどまる)する。

坂ハルはずっとそういうことをしてたわけです。

ヒロアキの様な選手がそれを知ってその面白さを理解したら、グンと伸びるんじゃないかと期待させるシーンでした。ボランチに限らずポジションがどこであれサッカーを楽しむ上では大切な要素ですので、ちょっと欲張ってみても良いかも知れません。

期待してます!


ぺぺは、久々の0ゴール0アシストでしたが、要所で良いプレイを見せてくれたと思います。

今日みたいなグランド状態だとドリブル突破はなかなか難しい。ならどうするかってのを考えているのが伝わりました。

金井公園のグランドが難しいのは間違いないです。

浮き玉やイレギュラーが多くなる。けどそういう試合ではしゃげるのはやはり技術が高い選手なので、そこはもっと突き詰めていきたいですね。


ユウワは引き続き責任感を持ってチームを統率してくれていましたし、頼りになりました。

その中でオフェンス面での貢献が少なかったのは、やはりグランド状態だろうと思います。

ユウワもオフェンス面ではやはりドリブルとか縦への運びが特徴なので、金井公園のグランド状態だとその良さはどうしても制限されます。

なら認知を早めようとか長いボールを蹴ってみようとか、そうやってプレイを変えてみるのも一つです。

そういうチャレンジがプレイの幅を広げるきっかけになったりもするので、色々試してみてください。


オウスケは、引き続き良かったですが相手の強度とグランド状態もあって、すごく目立ったって感じの活躍とまではいきませんでしたね。今日はみんなが難しい思いをしたので、仕方ない部分もあります。

その中で、ボランチなど前のポジションで出た時の動きの幅をもう少し意識したらなお良くなると思います。基本は「受けたい場所は空けておく」ってことで、けどどの程度空けるかってなると正解があるわけじゃなくて難しいんです。その時々によって違う。だから、色々試してみましょう。

動き過ぎるほど動いてみるのも良いし、動くスピードに変化を加えるのもありです。そう言うのを試してみて、出し手側の選手とも話してみて、擦り合わせをきていきましょう。

すると、何回かに1回「そう!ここッ!」みたいなタイミングに出くわします。

チャレンジしていきましょう。


スバルは、ちょっと難しい1日になっちゃった感じでしたね。チャンスを作れそうで、あとちょっとのところで上手くいかないってシーンが何度もありました。

グラウンド状態もあったと思いますし、相手のディフェンスも良かったと思います。

ただ今回、左ウイングで出た時には開くのが狭いし遅い印象があり、ウイングの時にはあまりチャンスに絡まなかった印象がありました。

このところウイングでのプレイも良かったんですが、今日はちょっとブレーキだったかなと思います。

意図があってそうしたのであれば良いんですが、多分、負けてるから点を取りたい、前に行きたいって思いに駆られてるんだろうと思って見ていました。

負けている時こそ、段階を踏まなければゴールまでは辿り着けませんし、“次にゴールに繋げるため”に今はどう動くか?ってことを意識しましょう。


ソウスケは、良い動きが出来ていましたが、それがチームの良いシーンに繋がらないってことが多い日でしたね。目立つ様な活躍にはならず、歯痒さを感じたかも知れません。

ただ、良い位置にいられたらとか良い状態で受けられたらとか、それが出来ても目立つ様な活躍に繋がらないことが多いのもサッカーって競技の特性です。

それを続けていくしかない。

上手くいかなかったとしても続けるって部分ではソウスケはとても優れていると思いますし、“抜かりなさ”みたいなのは感じるので、そこが強みになるまで、拘って続けていってください。


ケイタは、ナイスシュートがありましたね!

あの辺からのシュートこそケイタを左ウイングに置いた意味なので、結果が出て良かったです。

以前から課題として挙げている強度や連続性という部分では、もうちょいですね。とくに連続性って意味では、出したら終わりって感じが引き続き多いのが気になります。

例えば、今日ゴールを決めた辺りに自分を置く、ってことを目的にして、そこから逆算して考えると良いんじゃないかと思います。味方のキーパーが持っている時にそこを目指しても出て来ませんよね。ならどこにいるべきか、ボールが前進したらどこに動くべきか。

そうすれば、パスを出して終わりって感じにならないかも知れません。

色々試してみてください。


カズマ•シュウマは、シュウマのFKからのゴールこそあったものの、それ以外はあまり目立ったプレイが出来なかった印象です。

2人に限らずですが、グラウンド状態が良くないのでトラップやパスが上手くいかないってケースが多いし、そのせいもあってか、ダイレクトで出して「ん?誰に出したの?」って言う様な場面が幾つかありました。

そう言うキックをビビりキックって言ってるんですが、言わば逃げのキックですね。

技術的な部分は練習するしかなくて、試合も練習です。特に今日みたいな試合ではミスして失点したって良いし、大きな大会などでミスしない様に、経験を積むための練習試合です。

どんどんチャレンジしていきましょう。

そして、家だとか公園とかでもリフティングやインサイドキックの練習をする時間をとりましょう。


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いずれにしても、今日はグラウンド状態との戦いって部分もありました。

こう言うピッチコンディションでモノを言うのはやはり基礎技術です。

コーチはポジショニングのこととかを多く言いますが、それはチームとしての指示だからですし、基礎技術はすぐには上がらないので指示しても仕方ないって部分もあります。


けど、基礎技術が低い選手は間違いなく上にはいけません。


なんとなくそれぞれの今日のプレイを思い出してみてください。技術が高いと普段から感じている選手こそ今日の様なグラウンド状態でも上手く試合に入り込めているって感じがしませんか?

例えばリフティングが上手くいかない選手は、ロンドでミスが多い選手は、やはり今日みたいな試合では活躍出来ていなかった気がしませんか?


基礎は裏切らないし、レベルが上がれば上がるほど重要度を増していきます。上手く出来ていると思っている選手でも、上を見たらキリがないです。

毎日5分でも続けることが大事なので、自分で時間を作って基礎技術を上げる為のトレーニングに取り組みましょう。


それではまた!