あのBTSの公演が無料だなんて!

去る21日、ほぼ4年ぶりにメンバー全員が揃ったBTSの公演が、韓国ソウルの中心地「光化門」で行われました。
全世界が注目した公演だっただけに、今回のコンサートを巡っていろいろな話が報道されています。
新しいアルバムについての説明はもちろん、なぜカムバックの場所を「光化門」にしたのかとか、 公演当日だけの経済効果は2600億ウォンに上るとか、次から次へとすごいニュースばかりですが、韓国語の教師として生徒さんに注目してほしいところが二つぐらいあったので、今回のブログではその話をしてみたいと思います。
1. アルバムタイトル「아리랑」に込められた粋な計らい
韓国の第二の国歌とも言われている「아리랑」は、韓国人なら老若男女が知っている伝統民謡です。
「아리랑」という言葉自体には特定の意味はなく、歌を盛り上げる囃子詞のようなものです。
それから地域によって固有の「아리랑」が数えきれないぐらい多く、中でも有名なものは「정선아리랑」「밀양아리랑」「진도아리랑」などがあります。
今回BTSがアルバムの名前を「아리랑」にしたのは「아미랑 アミと一緒に」にかけて、そう決めたという話を聞いて、粋だなと思いました。
ファンとアイドルが一つになってステージを完成するKPOPにはぴったりの実に粋なネーミングだと思いました。
2. 「情(ジョン)」の文化が生んだ無料公演
この歴史的な公演を無料で開催することについて、実際生徒さんからの質問もありましたが、これは戦略的な側面もあるかも知れませんが、私は韓国文化の視点から説明したいと思います。
韓国では、古くから祝いの際には主催者が客をもてなす習慣があります。
私の親世代では人の結婚式に招待状がなくても誰でも入ることができ、見知らぬ人が来て食事をしていても、何にも言わず食べ物を出してあげたらしいです。
いわゆる「정 情」というものです。
今でも誕生日の主役が友人に食事をご馳走するのは、こうした情緒が根付いているからです。
復帰を祝うために国内外から駆けつけてくれたファンたちに無料公演を披露するのは、韓国の人々にとっては、当たり前の感覚なのです。
행복은 나누면 두배가 되고 슬픔은 나누면 반이 된다
「幸せを分かち合えば倍になり、悲しみを分かち合えば半分になる」
まさにこの言葉通りですね。
私はBTSの熱烈なファンではないですが、昨夜ソウル「光化門」で、BTSとファンたちが見せてくれた光景を目の前にして、今も愚かな政治家たちのせいで命を落としている人々が続いている中、「真の平和」とはこういうものだと思いました。
오늘도 긴 브로그를 끝까지 읽어주셔서 감사합니다 
