2015/08/05 | レット症候群患児の記録と母の戯言

レット症候群患児の記録と母の戯言

マイナーな病気、レット症候群。進行性の神経の病気。何も出来ない娘、そして私。1才程度が成長のピークだった娘の記憶と記録。


レットじゃなきゃこの際なんでもいい。

レットだけは勘弁して。


そう願っていた時期がありました。

丁度、1才3~6ヶ月頃。

レット症候群という病気をネットで知った頃。
医者には違うと言われ、それでもと遺伝子検査をなんとかしてもらい、その結果を待っていた頃。


…余談だけど、本当はすがりたかったよ、医師のレットではないだろう、という言葉に。



そして今。


レットだけは勘弁して。


そりゃ勘弁してもらえるもんなら勘弁してほしい。

ただね…

だけ、というのは滑稽というかなんというか…病気を比べること自体バカバカしいというか。

診断後、こう思うようになった。


そもそも、こんなにたくさんの病気があること自体、私はずっと知らなかった。

症候群。
難病。

検索かけると知らない名前が延々と表示される。

そりゃもう気が滅入る。

世の中には、訳分からん治らない病気で苦しむ人はたくさんいて、その病気と向き合うしかない人は本人の何倍も何倍もいる。

ユキの病気で初めて気が付いたこの世の真実。
…想像巡らすのと当事者になるのって大違い。


病気を、障害を比べることの虚しさ。


ユキがレットではなくて小児ガンだったらよかったのだろうか。

ユキが筋ジスであればよかったのか。

はたまた、体は丈夫でも知的障害があるパターンなら?

世間認知度の高い自閉、ダウンならよかったのか。


バカバカしい。

病気を比べるなんてバカバカしい…




…といいつつ。

そりゃ、障害ありといえど歩いている子は羨ましいし、会話をしている子を見れば悲しくもなる。

目に見えない位ゆっくりでも、確実に発達のある子達なんだと思うとやりきれなくもなる。

大体が同じレットの子だって何なんだこの差は、なんて落ち込むさ。

悔しいさ。

悲しいさ。


でも、ユキを見てそう思う人もいるのかもしれない。

病気に向き合わざるを得ない人はゴマンといる…


病気も障害も比べようがないもんなんだと、何となくだけどようやく理解しつつある。