もうすぐ「ダブル・バインド」最終巻である4巻が発売されるので
その前に先日送られてきた全サ小冊子を。

こちらは3巻発売のあと送られてきたので
4巻へのネタバレ等はありません・・・が!

最後の一行に衝撃を受けたファンは多かったんじゃないでしょうかね~?

これもあって4巻が早く読みたくて読みたくて、、、、

小冊子は「DEAD LOCK」シリーズと同時収録という豪華さですが
それぞれにレビューをしたいと思います。
ということで、まずはクライマックス直前の「ダブル・バインド」より。

本編レビューはこちらやじるしダブル・バインド

BLのススメ-110813_173106.jpg

「存在理由」

ずっと読みたいと思っていた
ダブルバインドの主人公カポーではない、もう一方のカポーである
新藤×忍
この二人の馴れ初めが書かれています!

でも正直、小冊子ではなく
ガッツリと一冊で書いて欲しい二人なんですよね~。

酷い家庭環境で育ってきた忍が
お金のために身体を売ったのが中学生。
新藤と出会った時の忍は本編でもちらほらと語られていたけれど
ジャンキーでどうしようもなかった、、と。

チンピラのイロとして囲われ、薬を打たれ逃げられないようにされていた。
でも忍もどうせこんな人生、、、と投げやりだったので
新藤が自分の彼をボコにした時も(勝手に薬をさばいていたので制裁)
ついでに殺して欲しい、と頼んだくらい。
なぜ新藤に頼んだのか。
もちろん、薬を打たれた直後にやってきたのが新藤ということもあったけど
忍はまったく自分とは違うものを新藤に感じていた。
綺麗で高潔な魂・・・・
893に綺麗で高潔もないもんだけど、
泥の中を這うような人生を歩んできた忍には新藤をそう感じたのだ。
(忍がのちに新藤に父親のことを言われた時に反論した言葉がとても切なかった・・・・)

だけど、新藤は忍を殺すどころか薬物依存症のリハビリ施設へと放り込んだ。
そして御存知のように「愛人」としてその後側に置くわけだけど・・・・

今でこそ、二人はちゃんと愛し合っている。
忍は好きだと言いつつもいつもその愛情から真っ向から向き合う自信はないんだけどね。
それでも忍の新藤への愛は本物だし、
新藤の忍への愛情もまた偽りのないものだ。

でも最初は「愛人」とは言ったものの特に抱くわけでもなく
本当に囲っているだけ。
あ、それとこの時はまだ新藤は独身だった。
私、てっきり忍とのことは奥さんが亡くなってから、、だと思っていたけど
忍が先で結婚があとだったのね。
本当に文字通り愛人の位置なんだな、忍って。


抱かなかった理由というのは新藤サイドから書いてないんで
本当のところはわからないけど
まだ忍とのことは値踏みをしている段階、、、とでもいうのかな。
どんな奴なのか、単にジャンキーなのか、それとも頭が回るのか、使えるのか、、
そういうところかね。

だからこそ、忍に平気で他の男と寝て陥落させろ、なんて言っちゃえるのだね。
もちろん忍も新藤に認めてもらいたいのでお安い御用とばかりに引き受ける。

Hシーンはその助兵衛ジジイとのコスプレHでした!(-^□^-)
これはこれで楽しんだよ、私はww


コスプレH、なかなかそそります~ラブラブ

忍が新藤に惹かれていった理由も
新藤が忍のことを可愛いと思ったのも
これを読むとなんだかわかりますが
もうちょっと色々と書いて欲しいよね。
やっぱり結婚のくだりとか、
それと新藤との初☆夜もね!

これには初めて寝た、、とは書かれているけれど
きちんとした描写があるわけじゃないんで
その時の双方の気持ちをもっと知りたいーーー!と思うわけですよ。
新藤が忍と寝たということは愛人として認めたということ。
これが何よりも忍にとって幸せなことなのだ。

たとえ新藤が893として忍にこんなヒヒジジに抱かれることを命じたり
忍がいるのに結婚して子供こさえてでも愛人としてがっちりキープしていたり
割ととんでもない人であっても(893らしいっちゃらしいんですけどもね)
忍にとって新藤が一番なんですよ。


そして、衝撃のラスト1行とは・・・・





知りたくない、、という方はこの先は読まない方がいいです。


初めて新藤に抱かれた時、忍はすごく泣いたわけ。
もちろん嬉しさで。
幸せで。

そしてその大泣きは
「葉鳥のそう長くない人生において、あれほどの涙が出たのは・・・」
とあるんですよー!!

3巻のあのラストを読んで心配しておりましたが、
この一行を読んで余計にドキドキとしてしまいましたー。゚(T^T)゚。

ま、ま、まさか、、、と思いたくないけど
どうか一命をとりとめて新藤と幸せな時間を過ごして欲しい。



さあ、FINALの4巻目は11/27発売予定ですよ!
ダブル・バインド4 (キャラ文庫)/英田サキ
¥560
Amazon.co.jp

連続殺人犯を追っていた葉鳥(はとり)の消息が突然途絶えた!? 心配する新藤(しんどう)は極道の若頭の顔を振り捨て、葉鳥の救出に向かう。時同じくして行方不明になった多重人格の少年・祥(しょう)を案じる瀬名(せな)、そして事件の核心に迫った刑事の上條(かみじょう)は、ついに真犯人へと辿り着く ──!! 遺体発見現場で祥だけが目撃していた意外なその人物の正体とは!? 散らばった謎のピースが合わさる時、浮かび上がる衝撃の罪と愛!!



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