シリーズも第7弾ですね。
シリーズといっても通して出てくるのは
綺蝶と蜻蛉くらいなんで
どこから読んでも大丈夫なシリーズなんですけどね。

でも念のため
シリーズ1~6を‥‥

君も知らない邪恋の果てに
愛で痴れる夜の純情
夜の帳、儚き柔肌
婀娜めく華、手折られる罪
華園を遠く離れて
微笑の閨に侍る夜

それぞれレビューしておりますので
よろしかったらどうぞ~音譜

今回は13歳で花降楼にやってきた撫菜が主人公。
本当はおぼこじゃなきゃ花降楼に引き取られることはないんだけど
13にして床上手だった撫菜は
そのテクで引き取られたってわけ。

だからって遊び人じゃないよ。
そういうことでしか自分の存在価値を見いだせなかったの。
13歳でだよ。
その撫菜が恋した相手とは・・・


鈴木 あみ著「白き褥の淫らな純愛」
白き褥の淫らな純愛 花降楼シリーズ第七弾 (白泉社花丸文庫)/鈴木 あみ
¥580
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美しき男たちの苦界・花降楼。しかし撫菜は仕事が嫌いではなかった。邪険にされて育った撫菜には、客の甘言さえ喜びだったのだ。偶然知り合った氷瑞の冷た い中に垣間見える優しさに惹かれるも、色子の身でそんな感情はもちろんご法度。だが楼主は意外なことを言い出した。「あれは私の縁の者でね。もし、あの男 を虜にすることができたら…おまえを自由の身にしてやろう」氷瑞と逢いたい一心で、色子であることを隠し「ゲーム」を受けて立つ撫菜だが…?綺蝶&蜻蛉の番外編も収録の大人気・花降楼シリーズ第七弾。


七生は10人兄弟の7番目にうまれ、家も貧しく7番目に生まれたから
当然親からも感心なく育ってきた。
でも、ちょっとカワイイ顔立ちと愛情に飢えていた七生は
13歳の頃から女衒に身体を開いていたのだ。

だってそうすると「かわいい」とか「身体はいい」とか
誰も褒めてくれなかったことを言ってくれたりするから。。。

それで女衒の薦めで花降楼へ行くことになるんだけど
未通が条件の花降楼において
すでに経験者の七生は特別に引き取られることに。

そして与えてもらった新しい名前が撫菜。
ぺんぺん草だと知ってちょっと落ち込む七生だったけど
実はその名前を褒めてくれる人がいるんだよね。
それが撫菜が恋をする氷瑞。

ちょっとしたことから知り合いになるんだけど
ところがこの氷瑞って花降楼の楼主の義弟であることがわかってしまう。
で、撫菜は楼主からゲームをしなか、と持ちかけられちゃうんだよね。

お前があの氷瑞を落とせるか、どうか。

落とせたら年季をまたずとも自由にしてやる、
落とせなかったら格下の河岸見世へ飛ばされる。

河岸見世などへ行ったら過酷な条件で身売りをしなくてはいけない。

でも落とせる自信なんてない。。。
だけどそれ以上に氷瑞に再び会えるチャンスがある・・
そちらの方が撫菜には魅力に感じちゃったのよね。

なんていうかね・・・
このシリーズ全体的にそうなんだけど
ここで働く子たちは皆一途。

撫菜も氷瑞が描いてくれた自分の絵(といってもキツネの絵だけど)を
ずっと大切に持っててそれを眺めては微笑むような子なんだよね。

氷瑞はさ、奥さんを事故でなくして
でもその奥さんとはちょっとした軋轢というか
決してうまくいっていたわけじゃなくて
だけどかえってそれで傷ついてもいた。

だからなんとか彼の気持ちをラクにしてあげたい・・・

そう思っちゃう撫菜なんだ。
だけど撫菜は彼を慰める時どうやったらいいのかわからなくて
自分が上手にできること・・・それはHなんで
すぐに

「俺とする?」

と聞いちゃうのww
もう、アホな子だね、と思うんだけど
それと同時にそんなことしか思いつかない撫菜が憐れで・・・

そうそう撫菜ってぺんぺん草だけど
思わず撫でたくなるくらいかわいらしい花
という意味があるようですww

それを知って嬉しくなる撫菜がまたいじらしくてねー。

結構、可哀想な環境なのに
本人があっけらかんとしてるんで
さほどシリアスにはなってませんwww

H度ドキドキドキドキドキドキ
ペタしてね

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