「黒衣の公爵」シリーズ第3弾。

これでこのシリーズは一応一段落。
SFファンタジーとBLの融合でしたが
私は全編通して楽しめましたね。

前回はとっても気になるところで終っていたので
前回からすぐに読んではいました。

美しいことで酷い目に遭ってきた主人公シオンが
今では想い人である天人の正妃となって
幸せいっぱい‥‥‥かと思っていたら
そうでもないんだよねー。

まだまだ本当の幸せまでは
越えねばならぬ試練はあるのだ。


ちなみにこのシリーズ
黒衣の公爵
紅の大王

と続いて今回の「白銀の麗人」となっております~。

剛 しいら著「白銀の麗人」
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「彼を愛した者は死ぬ」—不吉な運命を抱き、『死神に愛された黒衣の公爵』と呼ばれる美貌のシオン。運命に打ち勝ちシオンを手に入れる、という敵国の王・ 天人は、次々に命の危機を乗り越えて、北青王国の王子であるシオンを“王妃”としていた。しかし、北青王国の女王イザベラの策略が、天人の命を狙う!愛す る者を守りたい—自らの運命に立ち向かうシオンだが…。


このシリーズのレビューを読んで下さっている方ならもう御存知の通り
この世界はちょっと変わっている。

アダムとイヴの人工知能コンピュータを搭載し、地球を脱出した人間たち。
人間が新たに選んだ移民惑星で500年の時が過ぎようとしていた。
星には南の南紅大国と北の北青王国の二つの国があり、
その二国間では戦争が起きていたのだ。

そしてロミジュリの如く、南紅大国の王・天人と
北青王国の皇子シオンが紆余曲折の末に
くっついたわけだけど、
このシオンというのが美し過ぎて
見るものを惑わせ、彼を愛する人間が死を遂げることから
いつしか「黒衣の公爵」と呼ばれていたんだよね。

だから最初は小さい頃から思いを寄せていた天人の妃になれ、と言われた時も
天人が死んだら‥‥と不安に思っていたのだ。
だけど天人はそんなことなどあるはずがない!と
この思いは死をも凌駕するのだ、とばかりにシオンを抱くんだよね。

ホントに、イイ男なんだよ、この天人がラブラブ!

そしてこの話、単に大国同士の争いかと思ったらそうじゃない。
問題は人工知能コンピュータであるアダムとイヴ。

アダムは南紅大国にイヴは北青王国にそれぞれ配置され
最初はこの星で生きて行く為のノウハウを
コンピュータが割り出してやっていたのだが・・・

このままではいけない、と最初に気づいたのが南紅大国。
そこではもうアダムからの支配を受けない政策を行っていた。

しかし北青王国においては未だにイヴの言うことが絶対なのだ。
そしてイヴはいつしか人間をいいように動かし、
アダムを排除した人間に対し復讐をしていくのだ。

そしてそのイヴとの直接対決がいよいよこの巻で。


もちろんBL要素だって忘れちゃならん!


あくまで背景はSFファンタジーだけど
BLですからね!!

徐々にシオンの過去のレ○プまがいの出来事などが
明らかになっていくんだけど
この世界、女が極端に少ない為に
男同士でのHも黙認。
そのため、王族であろうと士官学校にいる時は

餌食でしかないのだっっっ!!

士官学校でボス格の2人がシオンを取り合うところなんて‥‥
ああ、ほんと、美しいって罪くま

そういう辛い思いを乗り越えて
シオンが愛する天人に傷を癒してもらうように抱かれたりすると
じわ~~ん、としちゃう。

またシオンの側近のアンディと天人の片腕である仁との
恋の行方もとっても気になる。

そしてもう一人。
シオンの養育係で無理矢理シオンから引き離され
命を狙われたソラ。
ソラは命を狙われた時のショックで記憶喪失となっていたけど
その記憶はもどるのか・・・・

などなど3巻目でようやくほっと一息つける展開となっています~。

これ、3冊一気に読むのがオススメですねー!!(≧▽≦)

H度ドキドキドキドキ
ペタしてね

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