先日の『上昇気流MC BATTLE特別篇8』感想 | 1horse -凱旋門日記-

先日の『上昇気流MC BATTLE特別篇8』感想

ゴールデンウィークもそろそろ終盤へ突入ですね。

ただGW関係無い仕事なので特に変わらず平常運転ではあります。

とりあえず暑いな〜というのが今年のGWの印象です。

暑い、熱い…

と言えば先日月曜日に横浜関内7th Avenueにて行われた『上昇気流MC BATTLE特別篇8』

お馴染みの主催の新倉さんの下、バトルを担当させて頂きました。

今回は当日エントリー含めて33名が参戦してくれました。

非常に熱い戦いが多かったと思います。

少しずつ振り返りたいと思います。

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【1回戦】
逆シード戦
◯RE-YA VS 委員長

1回戦
◯Black Jack VS むくろ
◯tSuNe VS あれっくす
獏 VS A-zell◯
purple poison VS Badda Birdie◯
◯TERRA VS 武蔵
翔chan The SCarti VS DICE◯
◯FA1R VS MCヒロシ
MCんだや VS RE-YA◯
◯賢士郎 VS 鷺戰
nappie VS BUSHO◯
Re'? VS kick◯
Rtizan VS マイケルリーチ◯
V0dka VS TAISHOW◯
◯DocTAK VS BG
Master peace VS VITALISE◯
海響 VS MC blood◯

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逆シード1試合を先に行い32名のトーナメントにしてから1回戦へ。

何と言っても『翔chan The SCarti VS DICE』が最高でしたね、この日のベストバウトかなと。

翔chanは初見でしたがトラップに乗せたとんでも無いほどのフルスキルラップに対し、DICE君は流されず内容で勝負。

先攻の翔chanもブレずに2本目もテクニカルにかましましたが、DICE君もしっかりアンサー。

ただDICE君、拍を読み間違えたか2小説くらい(ごめんなさい、僕もちょっと曖昧です)残して『この場でバイバイ』というラインでラップをやめてしまったのです。

わざと切ったのかどうなのかが分からなかったのですがまさかの最後に再び

『この場でバイバイ!』

で締めるという誰も想定していないと思われる見事なラストで会場大盛り上がりでしたね。

本当申し訳ありませんでしたが、僕も司会しながら笑いを堪えきれませんでしたね。

いやいや〜、双方の持ち味が発揮された最高の試合でしたね。

この試合はDICE君がガッチリ会場をロックしましたが翔chanも素晴らしかったです。


『nappie VS BUSHO』もとても良い試合でしたね。

紅一点、nappieさんは女の子らしさを存分に発揮した攻めでバトル巧者のBUSHO君を攻め立てましたが、BUSHO君はガードを崩さずに落ち着いていたかなと思いました。

こういう試合は難しいんですけど、緊張感とエンターテイメント感が良いバランスで個人的にとても良い試合だなと思いました。


1回戦から他の試合も熱い試合が多く、初見のラッパーも多かったですですが、水準が年々上がっているなと間近で見ていて本当に思いましたね。

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【2回戦】
◯Black Jack VS tSuNe
◯A-zell VS Badda Birdie
◯TERRA VS DICE
FA1R VS RE-YA◯
賢士郎 VS BUSHO◯
◯kick VS マイケルリーチ
TAISHOW VS DocTAK◯
◯VITALISE VS MC blood

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2回戦。

タイムテーブル的に1回戦から3時間近く空いたので会場の雰囲気もちょっと変わったかなと。

『A-zell VS Badda Birdie』この試合は面白かった。

真面目なA-zell君に対しラガフロウでテンションも高いBadda Birdie君がまさに野生の力で襲い掛かる。

延長でA-zell君の勝利でしたがBadda Birdie君、この日1番楽しんでいたと思います。

ステージで踊りながらも相手のラップもしっかり聞いているようにも見えましたし今までにいないような新しい闘い方を見たような気がしました(^^)


『TERRA VS DICE』『賢士郎 VS BUSHO』という好カードもありました。

ここで負けてしまったDICE君、賢士郎君も毎回上昇気流に出てくれてどんどん上手くなり強くなっているなと思いますし、僕としても本当に嬉しく思っています。

Black Jack、A-zell、TERRA、RE-YA、BUSHO、kick、DocTAK、VITALISEという8人がベスト8へ。

やはり32人トーナメント、ベスト8は良い面子が残っているなと思いながら進行させて頂きました。

ベスト8へ。

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【ベスト8】
◯Black Jack VS A-zell
◯TERRA VS RE-YA
◯BUSHO VS kick
◯DocTAK VS VITALISE

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『Black Jack VS A-zell』はBlack Jack君の安定感の前にちょっとA-zell君の良さが封じ込められてしまったかなという感じでしたかね。

しかし久々に観たA-zell君は以前より良い意味で落ち着いていて堂々とした闘いぶりでした。

初見のライブもA-zell君らしさが出ていてナイスライブ。

しっかりやり続けているというのを感じました。


『TERRA VS RE-YA』良いカードだなぁ〜と思っていたこの対戦。

RE-YA君の行動からも繋がっている言葉やラップの勢いに対しグルーヴィーなラップで言葉を操るTERRA君。

どちらが勝ってもおかしくない勝負はTERRA君の勝利。

RE-YA君も本当に堂々としていましたね。

以前より更に自信も付いてきているのを感じ取ることが出来ました。

所属する覆(マスク)のライブも会場巻き込んでましたし良いですね。


『BUSHO VS kick』はBUSHO君の貫禄勝ちだったのかなと思います。

kick君も攻める姿勢光っていましたし更に積み重ねる事でパワーアップしていくのかなと思います。


『DocTAK VS VITALISE』の直前にライブをタイトにバチっとかましたVENOM対決。

かなりヒリヒリした闘いに…と思っていましたが、ユーモアまで垣間見えるようなセッション的な対決となりました。

兄貴分のDocTAK君の前にちょっとVITALISE君が出しきれなかったかな。

しかし2人も根が真面目と言いますか真っ直ぐかつ温かい人柄まで出たような凄い良い試合でした。

ヒリヒリも良いんですが、個人的にはこういう試合大好きです。

負けてしまったVITALISE君も特に言葉選びが他と一線を画しますし、相変わらずの雰囲気を醸し出していました。

2人ともいつもありがとう!

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【ベスト4】
◯Black Jack VS TERRA
BUSHO VS DocTAK◯

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ベスト4第1試合目は『Black Jack VS TERRA』

少しずつ調子を上げてきた感がしたBlack Jack君、ここでも安定したアンサーが光ってました。

TERRA君も一貫したグルーヴを纏っていましたがここはBlack Jack君の勝利。

しかしこの日初めて見たTERRA君、グルーヴィーかつイナたさが感じられて10代なんですが、同年代のような雰囲気を持っているなと感じてしまいました。

いや〜、TERRA君格好良いですね!


『BUSHO VS DocTAK』こちらも好カード。

本格派同士、という対決でしたが、年の功もあったかやはりDocTAK君は戦い慣れているいましたね。

尻上がりに調子を上げていたのもありましたが、ここまで盤石の勝ち上がりを見せていたBUSHO君を倒しました。

BUSHO君もやはり去年罵倒のグラチャンにも辿り着いていますし言葉選びがしっかりしていて強いですね。

ストレートな闘い方も好感持てました。

いよいよ決勝へ。


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【決勝】
Black Jack VS DocTAK◯

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若手のBlack Jack君が経験豊富なDocTAKに立ち向かうような構図となった決勝は、僅差でしたが、DocTAK君が寄り切りましたかね、優勝はDocTAK君。

おめでとうございます!


Black Jack君も本当に大会通して筋を通し続けていて抜群の安定感で見事な準優勝だったと思います。

DocTAK君は2度目の優勝!強いですね〜!

今大会は10年前に池袋の初ライブで一緒のイベントだった武蔵さんもエントリーしてくれたのも嬉しかったですね。

purple poison君やDICE君もいつも参戦してくれますし、初めての方も本当にありがとうございました。


ライブも殆ど観させて頂きましたが、かなり多かったのと好みなどもあるので…気になったライブを少しずつ。


ツカダカイン君は10代らしからぬ雰囲気が好きでしたね。

BUSHO君もバトルもライブも正統派な感がして好きでした。

BG君も良かったのですが、その後に一気に空気を変えたのが静岡のTORA君。

かなり緊張感を保ちながらタイトにかましていましたね。

格好良かったです。


そして天然というと失礼かもですが、その緊張感をあまり受けずに自分らしくかましてくれたA-zell君もナイスライブでした。

良いキャラしてますね、彼は(^^)


TAISHO君、翔CHAN、NIISANは3人で一緒にライブをやっていたかなと思うのですが、トラップミュージックに乗せてひたすらスキルフルに言葉遊び、いや〜、まさに新世代のライブという感じがしました。

3人以外でもトラップでのライブ多かったですが、やはり一回り以上違う世代は僕らに無いような感覚を持っているなというのを改めて感じましたね。


VENOMのライブも間違い無し。

DocTAK君とVITALISE君(SHOTA君が改名しました)の相性がかなり良くとても格好良いステージングでしたね。

まさにタイトかつファット。


大トリを勤めた覆(マスク)も会場を巻き込んでのライブ、大盛り上がりでしたね。

RE-YA君は今回の上昇気流も色々まとめまりしていたみたいで頼もしかったですし、やって来たことが成果に繋がっているのを感じました。


GUEST LIVEのマサキオンザマイクさん、BOZ君は言わずもがなのらしいライブを観せてくれました。

両人共に他に無いスタイルだと思うので初めて観たという若い人達にとっては特に刺激になったのではと思います。


遊びに来ていたフリースタイルフットボーラーのトヤマさんも急遽パフォーマンスを観せて下さり毎回観ているのですがやはり圧巻のパフォーマンスでしたね。


主催の新倉さん、ブレイクDJを務めてくれた毎度大活躍のADA君、いつも手伝ってくれるジゴ君、大浦君にも感謝です。

エントリーMC、出演者の方々含め関係者の皆さん本当にありがとうございました。

次回は未定ですが今年中にはあるかなと思われますのでまた機会ありましたら是非宜しくお願い致します!

暑くなって来ましたがそれぞれのベクトル、やり方でバテずに進んでいきましょう☺️🙏

【凱旋門Recordings Information】
2017年10月11日リリース
【1st Album『陽の下に』/WO-RYE/凱旋門Recordings(GSNMN-010)】¥1,500+Tax

{2825E3EE-AD74-4940-BE7F-705009A4474B}

-Track List- 
1.intro
2.序章  
3.ノン'フィクション  
4.陽の下に  
5.田舎道  
6.Good Vibes feat NATUKILLAS(KIR.ぶーちゃん)  
7.skit  
8.この男 feat 1horse  
9.胸、打つ秒針
10.サダメ feat アスベスト
11.響け  
12.この地の果てに

All Tracks by 蝋人G女

WO-RYE 1st Album『陽の下に』初回納品分、手売り分には特典CD-Rが付きます!

【WO-RYE 陽の下に 特典CD-R】
1.陽の下にremix feat 閃rits,Ma-T
2.ギルドマーチ feat NATUKILLAS(KIR,ぶーちゃん)

WO-RYE(凱旋門Recordings) 1st Album『陽の下に』Trailer (LIVE映像有り) 



【MV】WO-RYE(凱旋門Recordings) / Good Vibes feat. NATUKILLAS (KIR&ぶーちゃん) 


以上

I'll be back☆

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2017年11月22日リリース
【4th Album『次の時代に向かって』/1horse/凱旋門Recordings(GSNMN-011)】¥1,500+Tax

{9288962E-E016-4808-A71D-3AFE2E4ADAA2}

-Track List- 
1.Japanese Identity
2.維新
3.The Last Samurai
4.ええじゃないか
5.ブラジルシンドローム
6.For Life
7.果てなき道の上
8.行方
9.悲しみを乗り越えて
10.次の時代に向かって

【MV】1horse(凱旋門Recordings) / Japanese Identity〔Track by KO-ney〕


【MV】1horse(凱旋門Recordings) / The Last Samurai〔Track by KO-ney〕


【1horse】 

-BIOGRAPHY- 

1985年に神奈川県の秦野市に生まれ育ち、2007年の上京と共に行動開始。

現在は東京在住ながら地元秦野への想いは強くリリックやライブにも色濃く反映されているが、最近では日本に対する意識が高くなっている。

MC BATTLEにも定評があり、国内最高峰のMC BATTLE、ULTIMATE MC BATTLE神奈川予選での2011年優勝など数々の大会で優勝している。

過去には『遠核』や『上昇気流MC BATTLE』などをオーガナイズしていた。

主宰するインディペンデントレーベル『凱旋門Recordings』より今までにソロでアルバム3枚、ep2枚、12インチ1枚とコンスタントにリリースを重ねており、2016年にはI.B productionとのI.B HORSEでソロでは見られなかったハード要素の強いアルバムをリリースし新たな一面を垣間見せた。

そして2017年末には3年ぶりとなる4th Albumがリリースされる予定。

本人曰く一番大事にしていることは始めた時から変わらず『気持ち』との事。

日本人としてこの国に残すべきものを伝えていきたいと考える現代の侍である。


-Discography-
2010.11.3-1st Album 『深核』
2012.1.11-12inch『深核EP』
2012.2.22-2nd Album『Sequence Music』
2014.2.12-E.P.『Between 2nd And 3rd E.P.』
2014.7.16-E.P.『Between 2nd And 3rd E.P.②』
2014.12.10-3rd Album『リスタート』
2016.7.20-I.B HORSE 1st Album『IRON HORSE pt.1』