たまたま今年度末が土日でしたので、いろいろな人の協力を経て実現したお別れ撮影です。
根室本線の東鹿越-新得間は災害のためバス代行のまま廃線になりました。また、今回廃止された富良野-新得間は1907(明治40)年に開通し、長い間北海道の屋台骨となっていましたが、1981(昭和56)年に石勝線が開通し、ローカル区間に転落していました。
旭川空港からレンタカーでそう遠くもないため、昼前の列車に間に合いました。曇り。撮影ポイントもあまり分からないので、まず下り列車を山部駅で撮影。廃止前はひと気のない駅間より、駅に人がたくさんいる方が雰囲気が出るので、今回は全部駅撮りでもいい位の気持ちで来ました。
昼前後に設定された1往復の臨時列車です。これがないと、朝1本の後、7時間も下り列車がありません。北海道色キハ40 1716 + 1727 + 1787の3両編成。
いつも踏切を通る時に1度撮りたいと思っていた金山駅付近のSカーブへ追いかけてみますが、ギリギリで手持ち撮影。結構遠目なのと、左右に標識類が立っており、それほど良いポイントではありませんでした。
更に、現在の鉄道線終着、東鹿越駅の様子を見に。台風災害で折り返し設備のない幾寅は終着駅になれず、設備があった東鹿越駅は、乗降客がほとんどなく駅が廃止されそうでしたが、逆に残りました。泥が深く、4WD車じゃないと到底出入できないダイナミックな駐車場に停めて、その脇から撮りました。柵やらパイロンやら、ホームが狭いこともあり、整理が優先です。列車の乗客も駅前に整列させられていました。
列車が東鹿越駅出発前に出ましたが、金山駅の踏切で止められ、出発後の列車を撮りますこれ以降は列車は70km/hで走行し、停車駅も少ないので容易には追い付きません。山部駅で何とか停車中に撮りましたが、後でとんでもないことに気が付きます。
この後、スーパーでお昼を調達しましたが、昼過ぎには本降りで真っ暗な状況が、ひたすら気分を重くしました。ヘッドマーク付きの最初の列車は、その列車が富良野駅を後にする場面を跨線橋(歩道橋)から撮ることにしました。雨がひどいようなら、もうこれで宿に向かおうかと思ったくらいでした。
2024年3月30日